tree  松笠山(まつかさやま) 374.3m~二ヶ城山 483.2m~木ノ宗山 413.1m
場所広島市東区戸坂、温品、安佐北区落合南、上深川、深川 菰口憩の森から二ヶ城山
菰口憩の森から二ヶ城山
登山日/天気2011年2月27日(日) 晴れのち曇り
メンバー単独
マップルート図 戸坂駅→松笠山→二ヶ城山→木ノ宗山→北尾根
 JR戸坂駅→八畳岩 :40分
 八畳岩 →松笠山 :22分(戸坂駅から 比高340m)
 松笠山 →蝦蟇ヶ峠:20分(峠付近で迷って6分のロス)
 蝦蟇ヶ峠→二ヶ城山:45分(登り返し 比高260m)
 二ヶ城山→三田ヶ峠:1時間40分(迷って30分のロス)
 三田ヶ峠→木ノ宗山:38分(登り返し 比高285m)
 木ノ宗山→下山口 :52分
    歩行計    :5時間17分
    全工程    :6時間04分


鷹の条山から全景。左から松笠山、二ヶ城山、木ノ宗山です。
全景
松笠山へ
松笠山
6時40分、戸坂駅着。
電車を見送って、ここからスタートです。
松笠山
線路脇に梅。
いつの間にかそんな季節です。
松笠山
まずはこの鳥居をくぐります。
(鳥居の先の分岐は左へ...)
松笠山
一旦車道に出て、
墓地右手の階段を上がると、
龍泉寺観音堂。
松笠山
しばらく登ると琴比羅神社が見えてくる。
松笠山
そこの琴平の滝。
松笠山
上方に水源があります。
松笠山
ここが松笠観音寺の入口になるのでしょうか。
サザンカのトンネルです。
松笠山
上記から3分程で、松笠観音寺。
松笠山
お堂の裏手にこの案内板があり、
ちょっと寄り道、展望台(八畳岩)に向かいます。
松笠山
ちょっと変わった三叉路になっていますが、
縦走路を確認して、八畳岩へ...
松笠山
すぐに八畳岩が見えてきました。
松笠山
到着!
西方面が開けています。
松笠山
西側左手、武田山から広島南アルプスの山並み、
宗箇山などが見えます。
松笠山
右手は阿武山荒谷山などです。
繋げるとこうなります。
松笠山
松笠山
松笠山山頂に向けて縦走を始めるとすぐ、
右手の大岩から少し展望が...
左が牛田山です。
松笠山
途中車道と出会い、しばらく並走します。
車道のおかげで二ヶ城山方面の展望が開けます。
松笠山
山頂手前の分岐。
左折すると、
一旦山頂東下を巻いて菰口憩の森に抜けますが、
今日はここを通りません。
松笠山
松笠山 山頂到着!
左半分は反射板に占領されています。
松笠山
展望は今イチです。
武田山方面。
松笠山
ちょっと右下に移動して、牛田山。
奥に霞んで宮島が見えましたが、
写真では分かりません。
松笠山
東方の展望図があります。
松笠山
逆光の呉娑々宇山
松笠山
二ヶ城山。
今から向かいます。
二ヶ城山へ
松笠山
南の尾根を下ると、
すぐ先の鞍部で左手に赤テープがあり、
踏み跡程度の道が下りています。

これを下るとすぐに巻き道に突き当たり、
右に採ると、すぐ先で左カーブし、
菰口憩の森へ向かいます。
松笠山
菰口憩の森。
二ヶ城山をバックに抱くこの構図は定番の様です。
松笠山
左を向くと阿武山が見えます。
松笠山
菰口憩の森 案内板。
展望広場って八畳岩の事でしょうか???
二ヶ城山
菰口憩の森から峠道に出ると、
峠少し南側に二ヶ城山の登山口があります。
ここで間違えて北側に行ってしまい、6分のロス!
二ヶ城山
登山口から10分くらいで分岐、
左上に採ります。
二ヶ城山
「千人塚 ←350m」とある。
パスして、右へ...
二ヶ城山
鉄塔が見えてきました。
二ヶ城山
鉄塔で展望が開け、武田山荒谷山方面。
二ヶ城山
反対を向いて、呉娑々宇山
二ヶ城山
鉄塔少し上の岩場から、松笠山の稜線。
二ヶ城山
登るに連れて岩場が多くなって来ます。
二ヶ城山
左から岩ノ上登山道が合流して来ます。
見慣れた道を右へ...
二ヶ城山
二ヶ城山 山頂到着!
二ヶ城山
海田方面の展望。
右に松笠山、左に岩谷観音(高尾山)、
左奥に絵下山などが見えます。
二ヶ城山
上記中央奥には安芸小富士(似島)が霞む。

先日、似島には子供会の行事で行き、
バームクーヘン作りを体験しました。
手間隙は掛かりますが、
商品では味わえない、ホクホクで、
中はしっとり、外はカリカリで、
大変美味しかったです。
ここがバームクーヘン発祥の地だとか...
(ユーハイムの歴史参照)
二ヶ城山
眼下にはアセビが蕾を付ける。(ズーム)
二ヶ城山
振り返って、今から向かう木ノ宗山と尾根道。
バックには、鬼ヶ城山白木山高鉢山、
右端に長者山が見えます。
木ノ宗山へ
二ヶ城山
最初の鉄塔の脇から、
縦走尾根と木ノ宗山を望む。
二ヶ城山
その鉄塔からは、
岩ノ上登山道の鉄塔が見えます。
二ヶ城山
そのアップ!
二ヶ城山
しばらく行くと、
二つ目の鉄塔を過ぎ、すぐ先左手に、
岩ノ上登山道に続く林道があります。

しかし、この林道を見てはいけなかった!
まさかこの林道が縦走路から外れていたとは...
でもここではまだ気付かない...
二ヶ城山
また鉄塔広場に出てきた。
麓に高速が見える。阿武山も見える。
...
二ヶ城山
左を向くと二ヶ城山の山頂が見えます。

更に左を向くとこの鉄塔の送電線の先に、
先ほどの二つ目の鉄塔が見える。
おかしい...

地形図を見直す。
おもいっきり左に逸れてる...
引き返します。
二ヶ城山
こんな標識がありました。
木に「→木ノ宗山」とある。

板の案内は...
木ノ宗山???
┌────────────────┐
│  高陽(岩ノ上)        │
│     ↑           │
│ 現在地●├→ C団地、三田ヶ峠 │
│     ↓      (木ノ宗山) │
│   二ヶ城山         │
└────────────────┘
 ↑この方が分かりやすいかな...
二ヶ城山
縦走路はこんな感じ...
木ノ宗山
329mピークに到着!
木ノ宗山
「加坊山」とある。
ここからC団地方面にも下れる様です。
木ノ宗山
ここから木ノ宗山を目指します。
一旦三田ヶ峠目指して、比高200mを急降です。
木ノ宗山
ヤブコウジ(十両)。
木ノ宗山
憩の森まで下りてきて、木ノ宗山を見上げる。
木ノ宗山
峠道を越えて木ノ宗山登山口です。
木ノ宗山
階段が新しくなっています。
↓前はこんな感じでした。
木ノ宗山
木ノ宗山
展望広場から二ヶ城山と縦走路です。
いつも見る景色ですが、
今日は愛着持って望みます。
木ノ宗山
右を向いて先ほどの加坊山。
木ノ宗山
次の展望広場から山頂を望む。
木ノ宗山
ベンチには松ボックリが...
そろそろ体力が限界ですが、
こうゆうのには癒されます。
木ノ宗山
立ち止まると動けなくなりそうなので、
休憩無しでゆっくり登ります。
山頂が見えてきました。
もうひとふん張り!
木ノ宗山
木ノ宗山 山頂到着!
木ノ宗山
二ヶ城山からの稜線を見下ろします。
バックの武田山はここから見ると霞んでます。
木ノ宗山
福田、馬木方面。
こちら側は木が伐採されて展望が開けています。
左が呉娑々宇山岩谷観音(高尾山)、
右が二ヶ城山です。
木ノ宗山
小河原、狩留家方面。
左が鬼ヶ城山白木山、
右が高鉢山安駄山、
眼下に椎村山です。
木ノ宗山
コバノミツバツツジの冬芽。
木ノ宗山
これはネジキ。
木ノ宗山
これはザイフリボクかな?
木ノ宗山
リョウブ。
木ノ宗山
アセビの蕾。
木ノ宗山
今回は初めて北尾根を通ります。
このシャシャンボの木の横から降りますが、
いきなりの難所です。
木ノ宗山
数分でこの尾根先に出ます。
ここまでは城跡探訪で来ましたが、
この先は初です。
木ノ宗山
ほぼ垂直かと思えるほど、超急降です。
木ノ宗山
あるピークの天辺が岩と土で盛ってあります。
城の見張り台とかあったのでしょうか?
木ノ宗山
踏み跡すら怪しい道が続き、
倒木や藪だらけですが、
日当たりが良い所は、
シダが膝から腰くらいまであります。
冬の間以外は通りたくない道です。
木ノ宗山
赤テープ、白テープなどに導かれ、
尾根先近くから、
踏み跡すら無い所を左に下ると、
神社の屋根が見えてきます。
ここからも斜面を這い下ります。
木ノ宗山
隠地神社。
木ノ宗山
いくつかの巨木が「広島市指定保存樹」
となっています。
木ノ宗山
そして、この長い階段を下りて終了です。

12:50、予定を50分オーバー!
長かった~!
(まとめ・総評)
以前から気になっていた、松笠山~二ヶ城山~木ノ宗山の縦走を敢行しました。
せっかくなので、これまた気になっていた木ノ宗山の北尾根を取り入れました。

午前中に終わらせようと、6:18狩留家発、6:40戸坂着のJRに乗り、電車の中で夜明けを迎え、薄暗い中開始!

松笠山は、悪い道も難所も無く、迷う様な道も無く、快適に登れます。
山頂の展望は今イチですが、八畳岩の方はそこそこ良かった様です。

二ヶ城山へは、下りで少し急降があります。
蝦蟇ヶ峠(菰口憩の森)で迷いかけましたが、「峠から南寄りに登山口」と覚えておけばOKです。
ここから山頂までは比高の割りに距離が長いので、殆ど急登も無く、楽に登れます。

木ノ宗山へは、右折のT字路を見落とさない様に...
T字路以降は、あまり踏まれてない道ですが、テープを辿って行けば、問題も難所もありません。
ただ、加坊山からは急降が続くのと、途中巡視路が交差するので、惑わされない様に...(テープを辿る事)

木ノ宗山への登り返しは、慣れた道程ですが、足が限界に近づいた状態での急登続きなので、大変でした。
ここまで来れば、休憩しても復活出来ないと感じたので、残りは「休まずゆっくりと」で...

下山は、木ノ宗山13度目にして初の経路、北尾根を採ってみました。
処々で踏み跡程度の道があり、テープでしっかりとサポートされていますが、「登山道」とは言い難いです。
倒木あり、藪あり、超急降ありと、サバイバルが好きな人はどうぞ。って感じです。





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 参考資料: あさきた里山マスターズ パンフレット、 田部戒自「広島市の山を歩く 下巻」