岳山から広島南アルプスの縦走路を望む。
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念願の広島南アルプス縦走に挑む日が来ました。広島の登山愛好家は一度は通らねばならぬ道!
五日市に親戚の家があるので、そこに遊びに行く日に合わせて本日決行です。
そして、下山口近くのイズミに嫁に迎えに来てもらう予定です。
今日はコイン通りで祭りがあるので、嫁と子供達はそこで御輿を担ぐらしい。
カガラ山から鈴が峰西峰を経て、八幡川に向けて下山。
本当の広島南アルプスの端から端までの縦走を目指します。
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突き当たりすぐ左が「大町小学校入口交差点」で、
突き当たりを右に登っていけば大町小学校です。
すぐ右の白い建物と植木の間を入って行けば
登山口があります。
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登山口(だと思った所)。
中央から入山し、右手の尾根に取り付きます。
あるサイトでこの登山口を見つけ、
駐車場所に一番近かったのでここからにしました。
大町小学校入口交差点から車道を登って行けば、
200m先で右にカーブし、すぐ左にカーブする所に
案内板のある正規の登山口があります。
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尾根道からだんだん外れ、左の谷方向へ...
どんどん道らしさがなくなり、ついに谷筋に!
谷筋は藪だらけ。(写真は谷筋を振り返って見た所)
迷った時の基本は「尾根を目指す!」。
右手の尾根に向けて直登開始。
後で前記のサイトを確認してみたら、
上の写真の尾根に取り付かず、
左の水路沿いに行けと書いてあった。(T_T)
そして、
上記の正規登山口からの道に合流だったのかな?
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何度も立ち往生しながらも、
藪を避けて前後左右しながら急登する。
先は長いのにこんな事をしてるなんて...
「もしかして今日は武田山登山で終わる?」
なんて、心が折れかける。
十数分後、藪だらけだが踏み跡らしい所に出る。
振り返ると朝日が...
二ヶ城山の辺りかな?
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その右手の展望。
中央の尾根先から左に見えるのが牛田山です。
ここからも超藪の踏み跡です。
途中、藪を避けて踏み跡を外したりもしながらも
何とか先に進む。
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更に十数分後、何とか山道に合流。
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すぐ先で別の尾根に取り付き、展望が開ける。
武田山、宗箇山、牛田山、絵下山などが見える。
★展望はコチラ!
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主尾根に出ました。
左が武田山、右がカガラ山です。
折角なので、カガラ山までピストンします。
ここから鬼ヶ城山~白木山の稜線、
高鉢山~高鉢槍~安駄山の稜線が見える。
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カガラ山の山頂。
昔は「ガガラ山」と呼んでいたらしく、
古い案内板では、
最初の「ガ」の「゛」が塗りつぶしてあります。
周りの木が伐採してあり、展望良好です。
高鉢山~高鉢槍~安駄山の稜線、
鬼ヶ城山~白木山の稜線、
阿武山~権現山の稜線、
荒谷山、岳山、向山などが見えます。
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標高212mですが、
処々の古い案内板ではまちまちです。
(登山口からここまでの比高200m)
バックは武田山、火山です。
今から向います。
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右の尾根上が「ツツジの丘」となってます。
山道は左下に尾根を巻いて下って行きます。
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左から別の山道が合流して来て、
すぐ先がカガラ山と武田山の鞍部です。
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その鞍部。
「吹通し」と名付けられた峠です。
右後ろの尾根筋に、ツツジの丘から下ってくる
と思われる階段がありますが、
枯れ枝が積み上げてあって通行止めの様です。
ここから登り返しですが、
直登藪こぎで体力を消耗したため、
意識してスローペースで登る。
(ここから武田山までの比高240m)
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「八幡山里道」とあります。
左は大倉屋敷跡、憩の森方面です。
右の尾根筋を行きます。
この辺りから銀山城の城域となり、
郭跡をポツポツと見ます。
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Aルート、Bルートの分岐です。
左(Bルート)は巻き道、直進(Aルート)は尾根道。
城跡マニアとしてはAルートを採ります。
この辺りは出丸の更に先の郭郡で、
この右も郭跡で、尾根上も郭跡が続きます。
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武田山山頂広場。
三角点は正面の岩の上です。
火山~柚木城山の稜線、宗箇山、
牛田山、安芸小富士、絵下山、灰ヶ峰、鉾取山系、
松笠山、二ヶ城山、木ノ宗山、
呉娑々宇山~藤ヶ丸山~長者山の稜線、
高鉢山~高鉢槍~安駄山の稜線、
鬼ヶ城山~白木山の稜線などが見える。
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火山に向けて下り始めると、
左から馬場跡からの道が合流します。
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最初の鞍部(峠)です。
東亜ハイツ登山口→
光賢寺跡→
←東山本登山口 630m
相田登山口→
もちろん火山目指して直進。
(ここから353mピークまでの比高80m)
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353mピーク付近で右後ろから登山道が合流、
そちら方面に「豊松園・海田ヶ原」の標識。
下に「水越峠」と書いて、消してあります。
あるサイトに水越峠辺りで迷ったとありましたが、
この標識のせいでしょうか?
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ここが水越峠でしょうか?
この標識が右(北)を向いています。
(ここから火山までの比高150m)
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その先小ピークで右に「火山」とある。
が、↑これが左を指していたので、
思わず寄り道してしまう。
50mくらい支尾根を下ったが、
藪になったのであきらめて引き返す。
そもそも城域からこんな離れた支尾根に
堀切などあるのか???
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飯子菜(ママコナ)。
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秋の麒麟草(アキノキリンソウ)。
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火山に着いたら山頂広場の端にこれがあります。
峠?武田山?
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火山山頂。
野呂山、灰ヶ峰、絵下山、鉾取山、
呉娑々宇山~藤ヶ丸山~長者山の稜線、
高鉢山~高鉢槍~安駄山の稜線、
牛田山、松笠山~二ヶ城山~木ノ宗山の稜線、
鬼ヶ城山(白木山系)、
向山、窓ヶ山、大峯山、
阿弥陀山、寒山、東郷山、二ツ山、
極楽寺山、大野権現山、経小屋山、傘山、弥山、
武田山、丸山、大茶臼山、鈴が峰などが見える。
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火山山頂にて「神武天皇烽火傅説地」。
ここから丸山に向けて2分で左手に展望岩がある。
東から南にかけて展望が開ける。
広い岩場で、絶好の休憩地です。
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尾根が二分し、右に「大原」と書いてあます。
どちらも下りの尾根筋で、迷いましたが、
「大原」は麓の地名と考え、左に採ります。
このすぐ先ですれ違った方に確認!OKでした。
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鞍部の十字路。
右が先ほどの大原への下山路に合流するはずで、
左が住宅造成中だった団地に下りるはずです。
造成中は通行止めだった様ですが、
今は開通しているのかな?
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高野箒(コウヤボウキ)。
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権現峠に下りてきました。
右は権現神社、左は例の団地方面です。
(ここから丸山まで、上下しながら比高100m)
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権現神社。
こちら方面に下山出来るはずですが、
ここで行き止まりの様にも見えます。
どこかに道があるのかな?
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権現峠から最初のピークです。
岩をよじ登って、間をすり抜けます。
しかし展望がよさそうなので最高部に登ります。
武田山~火山~ここまでの稜線、阿武山、
鬼ヶ城山~白木山の稜線、
高鉢山~高鉢槍~安駄山の稜線、
荒谷山から東郷山方面など展望が開けています。
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大塚峠。
↓この標識があります。
「←春日野下バス停」とある。
右の道は藪で消滅しています。ん!行けるのかな?
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大塚峠先で左手にこんな分岐がある。
湯つぼ跡には惹かれるが...
振り切って直進!
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丸山到着!
JR(国鉄)のマイクロウェーブ反射板がある。
反射板の前に小スペースがあり、展望が得られる。
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丸山から畑峠までは、ほとんどが軽い藪道です。
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真っ赤に紅葉してます。
ハゼかウルシなどのウルシ科の幼木でしょうか?
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畑峠近くになると右手の展望が開け、
大茶臼山が見えます。
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畑峠(はたたお)に出ました。
左奥のコンクリート壁の端から再入山です。
すぐ右手のNTT専用のアスファルト道からでも
大茶臼山を目指せます。
ここから大茶臼山までの比高80mを、
山道を直線的に軽くアップダウンしながらか、
車道を蛇行しながら徐々に高度を稼ぐか、
2通りを選択出来ます。
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大茶臼山。
展望は無く、NTTの電波塔等に占領されています。
展望を求めて南の岩場へ...
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山頂にある電波塔施設を東に迂回すると、
すぐ先でNTT専用の車道に一旦合流します。
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そしてすぐ、
右の標識とガードレールの黄色い案内の所で、
ガードレールを跨ぎ車道下の細道を行きます。
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左手のコンクリート壁が切れると分岐です。
展望岩や己斐峠へは左上の道を行きます。
右(直進)下の道は、五月丘や己斐峠(旧道)方面。
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上記左上の木のちょっと高い所に案内板です。
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紫苑(シオン)。
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展望岩到着!
右奥の一番広い岩の上で昼食です。
左は白木山から、遮るもの無く、
右は窓ヶ山、向山まで270度の展望。
★展望はコチラ!
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己斐峠へ向けて下山開始!
まずここを急降する。
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そしてすぐ分岐。
左は広電団地、滝の観音、右が己斐峠、
もちろん右へ...
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しばらく下ると、分岐?
右はすぐ行き止まりで、下に新しい霊園が見える。
実はこの霊園の入口が、
柚木城山に向けての再入山口の真ん前にある。
ここに下山路はないが、
霊園の柵沿いに下っていけそうな気がする~
でも正攻法で左に採る。
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己斐峠近くに下りて来ました。
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この案内板があります。
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己斐峠前後を5分歩くと、
柚木城山登山口に着く。
(ここから柚木城山まで比高140m)
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しばらく急登して尾根に取り付く。
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左から登山道が合流して来る。
この先で鉄塔が2本あり、送電線が交差していて、
少し展望が得られる。
★展望はコチラ!
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左が柚木城山(柚木城跡)、
右が山頂を飛ばした巻き道です。
もちろん左です。
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柚木城山。
残念!藪だらけ...
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展望はこれだけです。
それでも、
中央に絵下山、その左右に野呂山、灰ヶ峰、
今日は霞みも少なく最高の天気です。
(ここから野呂山まで直線で29km)
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柚木城山の少し先で展望が開けます。
鬼ヶ城山、鈴が峰の稜線です。
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左が315m峰、右が巻き道です。
↓案内板があります。
315m峰にこだわりはないので右に巻きます。
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「←草津沼田道路口」、
右は旧道の様で、今は案内されていません。
↓左手にこの標識が左の道を指してます。
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315m峰からの道が合流して来ます。
↓案内板を表側から。
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分岐?
案内板に従って右の尾根を下ります。
直進は多分行き止まりです。
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草津沼田道路口近くになると展望が開け、
鬼ヶ城山、鈴が峰が見えます。
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尾根先から右に向けて、
長い階段をひたすら下って行きます。
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ここに出てきました。
↓先ほどの旧道の方でしょう。
私有地なので案内から外しているのでしょうか?
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ここから鬼ヶ城山に向けて再入山です。
(ここから鬼ヶ城山まで比高160m)
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しばらくは竹林の深閑とした道です。
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途中右手の展望が開け、大茶臼山が見えます。
左の黒い点は蝶です。
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突き当たって左折、
しばらくは団地沿いのコンクリート道を歩きます。
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↓この標識で右手に入る。
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そこからの展望。
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鬼ヶ城山山頂近く。
土塁の道からハシゴを登ってきます。
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鬼ヶ城山山頂。
ほぼ360度の好展望です。
★展望はコチラ!
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山頂から100m先の展望岩。
左が鈴が峰(東峰)と、中央右が西峰です。
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鬼ヶ城山と鈴が峰の鞍部にある「道行地蔵」。
この裏から再入山ですが、
水を求めて美鈴が丘団地の公園に下ります。
(これを当てにして鬼ヶ城山で飲みきりました。)
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公園にはトイレも水場もあります。
公園から団地の端を西進すると、
「鈴ヶ峰登山道入口」。
(ここから鈴が峰東峰まで比高130m)
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最入山後、
すぐに左から道行地蔵からの道が合流し、
右に登って行きます。
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山頂近くで、左から鈴が峰公園登山口からの道が
合流して来て、右に登って行きます。
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鈴が峰(東峰)到着!
ほぼ360度の好展望です。
★展望はコチラ!
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今から最後の鈴が峰西峰を目指す。
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鈴が峰西峰(三角点峰)。
山頂も狭く、展望も今イチです。
★展望はコチラ!
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「美鈴が丘南1丁目へ 13分→」とある。
美鈴が丘中学校・小学校方面に下る様です。
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その先の展望のよい205m峰から、
左手の鈴ヶ峰GCを見下ろす。
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こんな気持ちのいい道もある。
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右手の道に「鈴が峰登山道入口」とあり、
石内バイパスと美鈴が丘団地を結ぶ
右下の車道に続いている様です。
しかし、標識のない直線の巡視路を進みます。
この先で道が二分する。
パッと見、どちらを採っても
すぐ先で合流しそうだったので、
急いでいた事もあり、迷わず右に採ってしまう。
実は左が予定していた下山コースでした。(T_T)
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やっと下山です。
予定していた下山口より500m程北ですが、
自分に「お疲れさまでした!」。
ヽ(*´▽`)/
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下山口(八幡東登山口)。
「お花見山」と言う詩?が書いてある。
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(まとめ・総評)
咳、鼻水、くしゃみと風邪気味でしたが、最後まで体調には問題なく歩けました。
しかし、初っ端の迷走で心が折れそうになりましたが、何とか完走出来て、めでたしめでたし。
天候に恵まれ、一時雲の多い時もあったが、ほぼ晴れで霞みも少なく、展望良好で大満足です。
火山までが一番の難所と思いましたが、後半の事を考えゆっくりペースにしたので、
火山に着いた時には、まだまだ余裕がありました。
(比高=登山口→カガラ山:200m、鞍部→武田山:240m、鞍部→353m峰:80m、鞍部→火山:160m)
火山から丸山は、思ったよりかなり時間が掛かってしまった。(1時間31分)
他の区間と比較して、地形や距離を考慮しても、ここだけ何故こんなに掛かったのかが不明です。
己斐峠を越えて再入山する辺りから足が重く、
車道を歩いたせいか柚木城山登山口に入るのが、足と伴に気も重くなってきています。
後は消化気分でひたすら歩く。( ̄д ̄;)
鬼ヶ城山と鈴が峰の鞍部近くに公園があったと記憶していたので、
そこで水を補給出来る事を期待して、鬼ヶ城山で水分を飲みきる。(水は補給できました。)
鈴が峰西峰からの下山ですが、途中の道はよく予習して行きましたが、
下山路は何処で分岐とかあまり考えていず、その場しのぎだったのと、
嫁に迎えに来てもらう時間も決めていて急いでいたので、道を間違えてしまいました。
下山口は500mしか違いませんでしたが、下山後の平地を歩く足は超重かったです。(´_`;)
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