tree  荒谷山(あらたにやま)、631.3m
場所広島市安佐南区長楽寺・安佐北区安佐町 展望岩から武田山と火山
展望岩から武田山と火山
登山日/天気2006年6月21日(水) ほぼ晴れ
メンバー単独
マップルート図 長楽寺→不動院→南峰→山頂→折り返し
 登り:1時間48分(比高490m)
 下り:1時間8分


東側より荒谷山全景(別日撮影)、中央が山頂、その左が南峰
荒谷山
登山口
「イトーピア長楽寺」団地奥の公園横登山口。
本当の登山口はこの後ろ、遊歩道を100~200m
くらい下った所に案内板があるらしい。

実は場所が分からず、近所の知り合いに電話したり、
道行く人に尋ねたりして、
ここに着くまでに20分くらい迷った。
石標
石標。
「右 不動道」
「左 やま道」
もちろん左には行かない。
門跡
門の跡?
道の反対側にも同じものが...
石灯籠
石灯籠。
「破暗」不動明王に現世を明るく照らしてもらう。
と言う意味らしい。

石標も、門?も、石灯籠も大正八年寄進の様...
荒谷山
石灯籠横の岩場から、
左端の方が大茶臼山、
霞んでなければ中央奥に宮島が見えるはず...
鐘つき堂
鐘つき堂。
「昭和四九年寄進」

もちろん、ついてみる! ゴーン
荒谷山
不動院手前の水場で手を清める。
荒谷山
とりあえず不動院に寄ってみる。
「この先50m」
不動院長楽寺
不動院長楽寺。

元は安芸武田氏の所領、
武田氏衰退後は毛利氏の祈願所。
(左手前は手水鉢)

ここから先ほどの分岐まで戻り山頂を目指す。
ツツジ
ツツジ。
ほとんど枯れかけているが、まだしぶといのも...
荒谷山
毎度の事ながら倒木が多い。
荒谷山
やがて、目の前の道が荒れていて、
左の斜面を見上げると赤いテープが...
道無き道の、今まで経験した事の無い様な急斜面を登る。
荒谷山
木から木へ、伝い歩きに進む。
振り返って見下ろす。恐ろしい程の急斜面。(写真)
赤テープはあるが、どう見ても道に見えない。
倒木、枯れ枝、枯れ葉、ドロが入り混じった地面。

急斜面に力尽きて座り込むと幾匹かの蚊に襲われる。
早々に立ってまた歩き始める。

本やHPにあった展望の岩場の影すら無い。
絶対にこの道は違う!
とりあえず、尾根を目指して進む。(T_T)
南峰
やっと尾根に出て、とりあえず座り込む。
しばらく休憩して東に進路を取ると1分で南峰。
展望は無い。

荒谷山は低山にはめずらしい二重稜線で、
東西に長い稜線が南北に2本あり、
真中に北の山頂と南の南峰を結ぶ尾根があり、
全体で「エ」の字型の稜線になっている。
荒谷山
南峰から山頂に向かう尾根道。
一旦下ってまた登る。
ツツジ
この辺りはまだ各所でツツジが元気
山頂
山頂からの展望はこれだけ。
奥左が火山で右が大茶臼山
山頂
恒例の1枚!
何故か山頂標識がいっぱい...
山頂
これで山頂全容。
ここから北に進めば安佐動物園近くを通って、
あさひが丘団地に出る。
もちろん車なので引き返す。
荒谷山
下山時、南峰手前で花発見。
1cmくらいの小さな花。
荒谷山
南峰から稜線を西進。
登山時に尾根に突き当たった道を左に見る。
やはり単なる斜面にしか見えない。
踏み跡すらない感じだ。
通り過ぎて1~2分進むと突き当たりT字路。(写真)
こちらが正解の道。どこで間違ったのだろう???
もちろん左折して下山。
展望岩
展望岩発見!
左 武田山(銀山城跡)と、右 火山
眼下は、左 高取、右 長楽寺。
展望岩
西方面
左奥は権現山、更に左に阿武山がかくれている。
正面にうっすら見えるのは二ヶ城山。
その向こうに呉娑々宇山
展望岩
中央左に交通科学館。(3倍ズーム)

私が車(中古車)を買った店が見える。
展望岩
展望岩
その展望岩はこんな感じ。
荒谷山
大きな岩が...
5mくらいはあるかも...
荒谷山
ここが登山時、道を間違えた所。
直進×、左折○

確かに何箇所も赤テープがあり、
かまぼこ板大の標識もある。(矢印)

しかし、この左折路は一見分かり難い上、
急登で下を向いてハアハア言ってる時なので、
気が付かなかった。
この左折については、手持ちの2冊の本と、
いつも見るHPでも一切触れてなかった。(注意!)
荒谷山
不動院より下は各所でこんな階段の急坂が...
荒谷山
下山。(バックは火山)
今日は本当に疲れた...
(まとめ・総評)
高さはそこそこだが、南の稜線に出るまではひたすら急登が続く。
南峰から山頂まではいっきに下って緩やかに登る。さほどの高低差もない。
展望はあまり期待出来ない。石灯籠と不動院と展望岩くらい。

不動院分岐から10分くらいで左折するが、見逃しやすいので注意。
これを間違えると、その先で左折して直線的な超急登を強いられる。
更に左折せずに直進すると道が荒れていてどこに出るか分からない。
多分、南峰から南東に荒れた道があったのでそこに出るかも知れない。
正しい道を通ると急登だがジグザグに登って行くので幾分楽かも...

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 参考資料: 葦書房「広島県百名山」、 南々社「イラスト版 広島の里山を歩こう!」