tree  窓ヶ山(まどがやま)、711.4m
場所広島県広島市佐伯区五日市町上河内 五日市、宮島方面
五日市、宮島方面
登山日/天気2008年8月12日(火) 晴れ
メンバー私、Iさん
マップルート図 魚切登山口→西コース→山頂→東峰→東コース→途中折り返し
 登山口→山頂 :1時間25分(比高520m)
 山頂→展望所 :30分(昼食)
 展望所→東峰 :5分
 東峰→東コース:1時間5分(途中道ナシ→登り返し(折り返し))
 折り返し→東峰:1時間25分(比高400m)
 東峰→山頂  :20分(比高↓65m、↑55m)
 山頂→登山口 :1時間5分
  移動合計  :5時間55分(全7時間20分、累計比高1,040m)


魚切登山口
県道41号線を北に逸れて登って行くと、
正面に案内板がある。
この左が駐車場で、右が登山口方面。
魚切登山口
駐車場から3分で西ルート登山口。
窓ヶ山
尾根道ですがこんな道が続きます。
雪による侵食でしょうか?
石垣跡
ここには何故か石垣跡も...
展望岩
山頂近くに展望の岩場が...
展望岩
そこから南側の展望。
奥に宮島(弥山)、その右手前高所が極楽寺山、
右下に魚切ダム。
展望岩
魚切ダムをアップ。
窓ヶ山
主尾根に取り付く。
山頂を目指して右折する。
山頂
この間を抜ければ山頂です。
山頂
山頂到着!
山頂
山頂からの展望。
右奥が宮島(弥山)です。
山頂からは南(海側)を中心とした展望のみです。
山頂
山頂で記念の1枚!

これから東峰へ移動。
東峰へは65m(比高)下って、55m登り返します。
下りも登りも急坂です。
首無し地蔵
移動開始直後、首無し地蔵。
「祈願成就」とあります。
おんな岩
すぐ下に「おんな岩」
おんな岩
そこからの展望。
キレット
山頂と東峰の鞍部です。
キレット(窓)部分です。
キレット
鞍部にある奇岩群。
窓ヶ山
登り返しの途中の展望。
窓ヶ山
大きな岩が...
この上から展望を取りたかったのですが、
登れませんでした。
窓ヶ山
東峰に到着かな?
展望岩
東峰ではありませんでしたが、
山頂並みの展望と、木陰の涼しい岩場だったので、
ここで昼食を採りました。

そこから南東方向の展望。
中央の小さな丘陵地は黄金山(仁保島城跡)です。
奥に絵下山(矢野城跡)、その左に鉾取山山系、
左端に呉娑々宇山が見えます。
展望岩
東方向の展望。
展望岩
そのアップ。
左から、高鉢山木ノ宗山(木ノ宗山城跡)、
二ヶ城山(二ツ城跡)、松笠山呉娑々宇山
東峰
そこから東峰へ移動。5分です。
ここでも記念の1枚!
東峰
極度の高所恐怖症のIさん。
これ以上前に進めません。
東峰
北西方向の展望。
中央が阿弥陀山、左の尖った峰が大峯山。

↓阿弥陀山右のアップ写真

左が吉和冠山。
右が恐羅漢山???
※「(旧)広島県の山」で恐羅漢山が見えるとの事
 だったので、方向的に多分そうだと...
東峰
山頂を振り返る。
左の斜面が登山道になります。
かなりの急登です。

右奥に大峯山
東峰
先ほどから何度も見ている登山口方面です。
東峰
気持ちのいい空です。
窓ヶ山
東ルート(右方向)目指して下山開始です。
これが悲劇の始まりでした...
窓ヶ山
途中、北東の展望。
奥が荒谷山です。
分岐
分岐。
左が憩いの森方面、
右が魚切登山口方面(東岳ルート)。
標識に導かれるまま右へ行きます。
窓ヶ山
ひたすら急坂の尾根道を下ると、
しばらくして右手下に滝が見えます。
窓ヶ山
その先で尾根が途切れ、沢(谷筋)に出ます。
ここで顔を洗ってさっぱり!

下山間近とみて、
車内に置いて来たお茶を当てにして、
水分は摂りきりました。
これが...
迷った!
山道に導かれるまま沢を渡るとすぐ藪道、
抜けると険しい道に、そのまま単なる斜面になり、
道が無くなる...

周りや、少し戻って別道を探すが見当たらず、
色々考えましたが、最終判断として一番の安全策
「来た道を戻る」事になりました。
東峰
Iさんの僅かに残った水分を1口分けてもらい、
比高400mの終始急登を東峰まで戻る。
一息つきます。
既に16時を過ぎています。
山頂
東峰から急降、急登で20分、山頂まで戻りました。
ここでも一息つき、16時45分下山開始です。
登山口
やっと出口(登山口)が見えて来ました。
下りもかなりきつかったです。

現在17時50分、全工程7時間20分、
累積比高は1,040mでした。
窓ヶ山
窓ヶ山山頂と東峰。(登山口付近(南東側)より)
中央のキレット(窓)がはっきり分かります。
(まとめ・総評)
尾根の深く切れ込んだ部分を「キレット」と言い(主に岩峰)、キレットより幅の広いものを「まど」と言う。
窓ヶ山は山名に「まど」となっているが、山頂と東峰の鞍部は一般に「キレット」と呼ばれている。
「キレット」と「まど」には厳密な違いはないのではないでしょうか。

今回は登山初挑戦のIさんと登りました。
西ルートは終始尾根道ですが、後半ひたすら続く急登(比高300m分)をよく付いて来てくれました。
山頂から東峰へも急坂を65m(比高)降り、55mの急登です。初心者にはちょっときつかったかもしれません。
ただ、山道はほとんど木陰で、山頂、東峰、その他各所の岩場からの眺望は抜群の上、木陰も多く、
風も吹いて、かなり気持ちのいい登山でした。(ここまでは...)

問題は下山時に起こりました。
他のHPで「東ルートは通行止め」とあったのですが、2002年5月とかなり昔の事で、
案内板にも、西ルート登山口にも何も書いてなかったので、東ルートは使えると思い込み、下山ルートとしました。
下山時の分岐の案内板にも普通にルート案内してあり、何も疑っていなかったのですが、
これが大きな間違いでした。
憩いの森分岐から、東ルートを採り、尾根道を、左右に谷を感じながらかなりの急坂を400m(比高)下った時点で、
急に尾根が途切れ、主道と思われる道に導かれながら沢を渡ると、藪→急坂→単なる斜面となり、
実質上道が無くなりました。
進めそうも無いので、戻りながら別の道を探しましたが、見つからず、最終判断として、
一番確実な「来た道を戻る」を選択し、本日2度目の登山の開始です。

下山間近と信じていたので水分も飲みきり、ほとんど給水無しで、登り返しました。
私はまだ体力的な余裕はあったのですが、初心者のIさんは、登り返しはもちろん、
山頂から終始急坂の下山もかなり効いたみたいです。
Iさん、初登山でこんな目に合わせてすみませんでした。m(_ _)m
思い込みでルート選択した事に反省です。/(T_T)

2008.9.29追記山歩きと山野草のページ」と言うサイトを開設している方から書き込みをいただきました。
私が迷ったのは自分のサイトのせいではないかと心配されて、わざわざ確認の為にもう一度登られたそうです。
実際にはルートは存在し、迷ったのは私の自己責任でしたが、そのおかげで真相が分かりました。
ありがとうございました。m(_ _)m

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 参考資料: 山と溪谷社「広島県の山」、 山と溪谷社「(旧)広島県の山」