siro  星カ城跡(ほしがじょう) 比高160m
場所広島県広島市安佐北区白木町市川 中郡道を見下ろす
中郡道を見下ろす
訪問日2020年1月18日(土)
備考 中郡道から志和堀へ抜ける街道の分岐を抑える要衝

県調査資料郭図
手作り郭図(郭名記載)
周辺地図(登山道)



星カ城跡は、11年振り、2度目の訪問だ。

数年前に、登山道が整備され、展望所も設けられたとかで、再訪の機会を狙っていた。

今回、諸事情で、7年前に訪問した五龍姫の墓所を再確認したかったので、セットで行って来ました。

登山道入り口
登山道入り口。
谷筋
切り立った谷筋の右岸山腹を登る。
柵
獣除けの柵を潜る。
開けたらちゃんと閉める様に...
谷筋
谷底から登山道まででも15~20mはあります。

手掛かり足掛かりが無いと、
上れそうも無い程の急斜面です。
枝尾根
登山口から10分で、
一旦枝尾根に取り付いて、右折。
主尾根
すぐに主尾根に取り付く。
「←星ヶ城」のプレートで左折。
第一休憩地
そのすぐ左に「第一休憩地」。
第二休憩地
5分先に「第二休憩地」。
竪堀
右手にL字型の竪堀?


 │ ↑ │
 │ 城 ││ │
 │ 跡 ││横│
 │   ││堀│
 │   ││ └───
 │写真→││  竪堀
 │   │└─────
 │   │
 │ 登 │
 │ 山 │
 │ 道 │
 │   │
展望地
途中の展望地から神ノ倉山。
中腹には鍋谷城跡がある。
堀切
堀切。
堀切
藪で分かり難いが、その堀切の右手。

前回はここから下ったが、
こんな藪では無かったはず...
F郭
F郭(南郭展望台)に向けての登り。
F郭
上記を登ると、この景色。(主郭)
F郭
振り返って、ここ(左)から登って来たが、
ここにあった土塁跡が無くなってる...
土塁跡
F郭西側にある土塁跡。
案内板
F郭にある案内板。

拡大!

ここは「南郭展望台」とありますが、
主郭(B郭)の展望の方がいいみたいです。
南郭展望台
主郭(A郭B郭)を見上げて、今から登ります。

正面の斜面にロープが見えますが、
左から巻いて、楽に登れます。
主郭
山頂(主郭)。

手前がB郭、右奥がA郭。
2郭間には、軽く段差があります。
主郭
A郭。
土塁跡
A郭北側の土塁跡。
展望地
B郭南側の展望地。
星カ城跡
そこから西側の展望。

眼下に三篠川。
その向こうに中郡道が通っていました。

※中郡道:毛利輝元が広島城築城に際して、
 郡山城広島城間に資材運搬の為に普請した道。
星カ城跡
南側の展望。

手前の尾根続きに小田城跡。
中央右の丘陵地が旭日山城跡
星カ城跡
東側の展望。

中央のピークが金明山。
そのちょっと右が金明山城跡
F郭
足元のF郭を見下ろす。
星カ城跡
北側の展望は無し。
C郭
C郭に降りて来た。
C郭
そこから主郭を見上げる。
C郭
西側を見下ろすと、樹間から小郭が見える。
土塁跡
C郭にある土塁跡。
井戸跡
その上(奥)に井戸跡。
ここから主郭の北側に回り込む。

これから先は未整備部分。倒木、藪漕ぎは覚悟!

星カ城跡
北側からA郭を見上げる。
3条堀切
そこから振り返ると、3条の堀切。
(ちょっと見え難いかな...)
堀切
1本目は主郭(A郭)の近くで、
崩れて埋まったか、ちょっと浅い。
堀切
その反対側から...

石が見えるが、
もしかしたら橋が渡してあったかも...
堀切
2本目。
堀切
3本目。
D郭
2本目と3本目の間東側にD郭。
堀切
3本目堀切の向こう側の土塁。
E郭
そこから振り返ってE郭。
この先の鞍部が「大堀切」となっているとの事なので、行ってみるが...


小郭跡
途中に小郭。
大堀切
E郭から3~4分で鞍部到着!

ここ(立っている所)と幾分段差が付けてあるが、
大堀切とは言い難い。
(左右は掘って無くて、軽く切り立っている。)
星カ城跡
これはどこの郭だったかな?
3条堀切
戻ってきて、3条堀切を反対側から。
プレート
帰りに、F郭にこのプレートが...(^_^)
星カ城跡全景
南西側から、星カ城跡全景。
おまけの「五龍姫の墓」
土居屋敷跡
星カ城跡、尾根伝い1km北の西麓、
この石垣の奥に五龍姫(五龍局)の墓所がある。
「千貫水保存継承の会」作成の冊子より抜粋
五龍姫
土居屋敷跡
上記石垣の上。
ここが土居屋敷跡かな...
五龍姫
上記土居屋敷跡?の右端から入山。
すぐに右手に削平地。
五龍姫
反対の左手にも削平地。

もしかしたら、ここが土居屋敷跡かも???
五龍姫の墓
上記奥に五龍姫の墓(五輪塔)。
五龍姫の墓
アップで...

手を合わせて、墓所を後にしました。(-人-)

※7年前の「五龍姫の墓と千貫水」はコチラ
井上元兼、後、市川経好の居城。
市川経好は吉川経世の子で、経世らと共に吉川興経を廃し、元就三男元春を吉川家に迎えた。
その際、安芸国市川を加増されて、吉川から市川へと改姓した。

-・-・-

登山道はよく整備されて藪漕ぎ等もありません。
ただ、主郭から北側は未整備の為、多少の倒木、藪漕ぎの覚悟はいります。

数年前に「登山道が整備され」と言う記事を新聞?で見ましたが、
主尾根までの登山道自体は、昔から存在したのを整備したのでは?と感じました。

主郭北側の3条堀切は見所なので、こちらも整備されていれば、と、ちょっと残念!

-・-・-

前回訪問(2009/02/15)の星カ城跡。

※住所を、前回「白木町小越」としましたが、尾根を境に西側が「白木町市川」となり、
 市川経好の経歴を考えて、今回「白木町市川」に修正しました。





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 参考資料: ひろしま昔探検ネット