前回の続き...
初のテント泊、翌日行動用の軽装でシュラフに入るが、夜に寒くて目が覚める。
格安ショップで1,000円で買ったライトダウンのジャケットを着込むとポカポカに...
しかし、足元だけは寒く、何度も目が覚め、寒さと格闘する事に... 次回からの課題だ!
6時に出発の予定で、目覚ましを5時40分にセットするが、寒さのせいで、その前に自力で起きる事に...
テント内でシュラフ等を片付け、後はテントをそのままに、6時過ぎ、西赤石山に向けて発つ!
ここへ帰ってくる頃には朝露も乾いて、テントの片付けも楽になる事でしょう。
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銅山峰ヒュッテを後にします。
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ここから銅山越を目指します。
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何故かコンクリート道...
しかし、寝起きのせいか、しんどい!
足も昨日の疲れが取れていない。
こちらは年のせいか...( ̄д ̄;)
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分岐から35分で銅山越。
右折して西山を目指します。
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銅山越からこちらに来たのは初めてですが、
気持ちのいい道です。
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西山への本格的な登りを前に、
ここを左へ行き...
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銅山峰で一休み。
ここでちょっと軽い朝食...
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銅山峰から西山を仰ぐ。
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西山山頂に近付くと、
急登になり、展望もなくなります。
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途中、左手の展望...
奥の峰は冠山の様です。
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山頂到着!
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あれっ!
ここはアケボノツツジの展望地と認識してたのですが、何の展望も無い! ガーん!( ̄□ ̄;)
8年前発行の書籍を頼りにしたのが間違いだった! テンション↓↓↓ (´_`;)
しかし、4年前に東赤石山で会ったおばちゃんが、
西赤石より西山のアケボノツツジの方が良かったよって言ってたのですが、
4年でこんなにも変わってしまったのでしょうか?
その方は、前日に遠登志から入山し、西山に寄り、当日は銅山峰ヒュッテから東赤石まで縦走して来たとか...
2010年5月12日、朝10時半ころの話です。
(追記)
西山山頂から南側に1分も進むと、眼前の綱繰山にアケボノツツジが望めるみたい...
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気を取り直して、西山の下り(折り返し)中...
中央辺りが銅山峰、右奥に下って銅山越、
中央奥が西赤石山、そこから左に下って兜岩。
アケボノツツジは見れなかったですが、
この景色が見れただけでOKとしましょう。
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ツガザクラもあちこちに咲いています。
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銅山越まで戻って来ました。
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ここからは毎年通っている道ですが、
逆方向に歩くと、
初めての道より、ある意味新鮮です。
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左に、ヒュッテ方向に下る分岐があります。
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展望地で振り返る。
中央奥がチチ山です。
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んっ!
遥か下の方にヒュッテが見える。(ズーム)
テント場はもうちょっと左なので見えません。
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山頂? では無いか...
左下奥に兜岩らしき岩が見えます。
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やっと沿道にアケボノツツジ。
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これも...
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これも...
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展望の無い沿道の左手にちょっとした横道が...
もしやと思って入って見ると、
思いがけず、アケボノツツジの群落が...
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花には興味の無いと言っていたAさんも、
写メを撮ってます。
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遠くに東平も見えます。(ズーム)
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更にアップ!
索道場跡などの遺構が見えます。
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この超急登の岩場を登りきると...
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展望の岩場。(後方の展望)
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今度こそ山頂が見えます。
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こちらはアケボノツツジなめの山頂。
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また振り返る。
ちょくちょく展望地があります。
チチ山と沓掛山の窓から瓶ヶ森が見えます。
写真では分かりませんが、
瓶ヶ森の右奥に石鎚山も確認出来ました。
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ちょっと離れた所に、
イシヅチザクラが見えたので撮ったのですが、
失敗です。しかも終わり掛け...
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しつこい様ですが、沿道のアケボノツツジ。
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コヨウラクツツジ。
実の様に見えますが、花です。
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また岩場の急登!
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そして小さなテラスになっていて、
山頂から兜岩への山腹のアケボノツツジが
一望出来ます。
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兜岩をズーム!
まだ人が疎らですが、
私たちが行く頃には登山客でごった返します。
バックは新居浜市方面。
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そして、そこから振り返るとこんな感じ...
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沿道右手にも珍しく群生しています。
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山頂までもうすぐ!
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山頂到着!
只今9時22分。
いつも15時ころに着くので殆ど人がいませんが、
今日は大変込み合ってます。
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ここで横から人に声を掛けられます。
顔を覚えてなかったので、一瞬分かりませんでしたが、テント場で一緒だった方の様です。すみません。m(_ _)m
「朝早くに出て行ったのに、どこにも居ないから心配していたんだよ。」と...
「西山の方へ寄っていたので」と私...
と言う事でこの方にお願いして、
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記念の1枚!
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西条市方面の展望。
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先程から同じ様なアングルばかりですが、
瓶ヶ森、石鎚山方面の展望。
チチ山が双コブに見えるのは、
右が笹ヶ峰(チチ山の右奥)の様です。
そして、チチ山の手前(下)が西山です。
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さて、ここから超急降して、兜岩を目指します。
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下る途中にアケボノツツジ。
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これも...
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兜岩に到着!
今年もジャストシーズン!
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例年、この右奥下の方に群生しているのですが、
今年はこちらには無い様です。
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アップ!
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...
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山頂付近。
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色の濃いこれが、一番目立ってました。
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振り返るとこんな感じ...
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例年、兜岩の最前列に陣取って、一通り写真を撮って、一息ついたら引き返しますが、
今年はコーヒータイムの場所を求めて後方へ移動してみます。
最近は、山でお湯を沸かして、パック式のドリップコーヒーを飲むのがマイブームです。
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この景色を見ながらの一服!
至福の時間です。(´o`)
左奥の岩場が、先ほどのビューポイントです。
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物住頭から北に伸びる稜線。
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上記稜線のあちこちにも群生。
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物住頭と前赤石の間の南面にも群生が...
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さて、下山開始です。
正面の谷をずっと左手に見ながら、
尾根筋を下って行きます。
この谷が、昨日の上部鉄道三連橋のある谷です。
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左手木の間から山頂にお別れです。
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アケボノツツジを見上げる。
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沿道には、これが最後のアケボノツツジです。
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ヒノキ林をつづら折りに下って行きます。
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こちらはミツバツツジ(亜種)。
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左手に岩場があり、
一瞬開けて稜線にアケボノツツジが見えます。
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兜岩から40分ほどで上部鉄道の道に合流します。
左へ...
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相変わらずのAさん。
昨日の写真の使い回しではありません。
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ウツギ。
しかし、ピンボケ! (´_`;)
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三連橋の所の上流方向です。
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ヒュッテが見えて来ました。
ここから左に大きく回り込むので、
15分ほどかかります。
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ヒュッテ近くまで帰って来ました。
右下の道は、本日の下山道ですが、
とりあえずはヒュッテまで戻ります。
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11時45分、ヒュッテ到着!
私たちのテントだけ残ってます。
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後になると、面倒くさくなるので、先に帰り支度を済ませ、昼食にする事に...
まずグランドシートを引き抜き、その上でテントを畳んだり、ザックに物を詰めたり、
残りの昼食関係のものを置いておいたりと、グランドシートが大活躍です。
グランドシートは有り派と無し派に分かれる様で、私も無し派で行こうかと考えてた時期もありましたが、
最終的には、テントの耐久性とか考えてグランドシートは有り派で行く事にしました。
先程から「グランドシート」とかカッコいい事をいっていますが、
実はホームセンターで買った、軽トラ用の荷台カバーです。
薄手でかさ張らない、ちょうどいいサイズがあったので、800円くらいで買っておきました。
で、昼食が終わって、やはりコーヒーで一服し、下山にかかります。
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ヒュッテの広場東端にある、第一通洞北口。
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その中。
トロッコ用の軌道敷が残っています。
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その案内板。
稜線の向こう側で発掘した鉱物を、
南口の東延からここまでトロッコで運び、
上部鉄道で石ヶ山丈に運搬し、
後は索道で端出場(マイントピア別子)に下ろし、
下部鉄道で港まで運んでいた様ですが、
これらの経路は時代と共に移り変わって行きます。
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出発してすぐに分岐。
右に上部鉄道を見送り、
柳谷コースで下山します。
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山腹を這う様なコースなので、
谷筋では橋を渡って通過します。
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ここも...
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ここも...
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馬の背・柳谷分岐まで戻って来ました。
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東平の東端に到着!
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その横に第三通洞。
(外観の写真を撮り忘れたので、他から拝借。)
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その中。
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その案内板。
ここが綾南の東延斜坑と繋がる事によって、
第一通洞、上部鉄道の役目は終わります。
(第一通洞は人道として使用。)
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ここでも、
何故かテンションの上がったAさんの希望により、
発電所内部へ...
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その内部。
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釜戸跡。
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二階。
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大マンプ(坑内電車トンネル)東口。
第三通洞からここを通って、
インクラインの近くまで、
電車が通っていた様です。
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小マンプ(坑内電車トンネル)東口。
ここは歩いて潜れます。
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中には色々な運搬機器の展示がしてあります。
これは索道バケット。
索道は重力差を利用した複式方式で、
鉱物を下ろして、生活物資を上げていたそうです。
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小マンプを西に抜けた所に説明板。
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その横に資料館があるので入って見ます。
まず、目の前にこの模型が...
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模型の側面に坑道の断面図。(右が北)
横線の一番上が第一通洞。
真ん中の長い線が第三通洞(左半分は日浦通洞)。
第三通洞に向けて斜めに下りてるのが東延斜坑。
第三通洞の右端が東平。
下の一番長い横線が第四通洞。
第四通洞の右端が端出場(マイントピア別子)です。
第一通洞の標高が1,100m、
端出場の標高が150mと考えれば、
最下層は海抜-1,000mくらいにはなるでしょうか。
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小学校の模型。
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こちらは社宅。
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資料館から出て、遺構群を横から見下ろす。
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駐車場にある案内図。
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遺構群を真上から見下ろす展望所から...
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展望所横にある説明板。
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ちょっとアップ!
これが「東洋のマチュピチュ」の所以ですが、
ちょっといい過ぎかな...
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上記の所に下りる為に左手に回り込んで、
インクライン跡の階段を下ります。
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その説明板。
サイド7にあったやつだ!(分かるかな~?)
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途中、インクラインから逸れてここへ...
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見上げると今朝歩いた稜線が遥か遠くに...
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ズームにすると、
山肌がアケボノツツジで赤く染まっています。
西赤石山山頂はもう少し左の様です。
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貯鉱庫跡。
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その説明板。
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索道基地跡。
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その説明板。
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もう一段下がって見上げる。
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左のこれも索道の設備の一部でしょうか?
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角度を変えて...
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そして、ここから下山再開です。
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ここで変則十字路。
正面の左下の道を採ります。
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上記から7分、
登山時に右(向かって)に採った、
分岐に合流します。
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しばらく右手に渓流を見ます。
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しばらく左の尾根を巻く様に緩やかに下って行きますが、
尾根先(登山口)が近くなって来ると、高度を下げるような道になってきます。
いくつかの分岐があるのですが、行きは上へ上へと行ったので問題無かったのですが、
下りでは迷う分岐がいくつかありました。標識が無いと言う事はどの道でも下りれると思うのですが...
一つ目の分岐で、左に巻きながら緩やかな下りと、右へ急下る道、何と無くの記憶で右へ... 正解!
二つ目の分岐でも、左に巻きながら緩やかな下りと、右へ急下る道、えいっと左へ... しかし見覚えの無い道!
進みたい方向と違うが、つづら折りで高度を下げて行くので、何処かに出るだろうとそのまま進む。
しかし、最後には山腹を巻く様に平行道が続き、進みたい方向に進み出す。
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やっと知った道へ出て来た!
登りで「近道」を選択した
「近道・まわり道の分岐」の所ですが、
「まわり道」の方から帰って来ました。
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上記から10数分で下山しました。
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後は、マイントピア別子(道の駅)に寄って、温泉と鉱山観光をして帰ります。
(温泉800円、鉱山観光1,200円、温泉+鉱山観光セット1,680円)
温泉にゆっくり入っていると、鉱山観光のタイムリミットが来てしまうので、まずは鉱山観光です。
鉱山観光は、復元された下部鉄道(端出場~打除間の約5分)に乗って行き、観光坑道を廻って来るものです。
ちなみに、機関車内の観光アナウンスは水樹奈々さんです。ファンの方なら必須!
※機関車は観光用に82%に縮小したものです。
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端出場から出発です。
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中尾トンネルが見えて来ました。
往時のままのものの様です。
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トンネルを抜けると芦谷川橋が見えてきます。
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芦谷川橋を渡る。
これも往時のままとか...
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打除に到着!
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観光坑道のマップ。
んっ! 左端に水樹奈々の写真が...
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銅太君と記念撮影!
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この橋を渡って、観光坑道へ...
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左手に赤い橋が見えます。
帰りはあそこを通る様です。
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まずは江戸ゾーン。
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坑内に溜まった水を
手動ポンプの連携で吸い上げていた様です。
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鉱物を精錬しているところ。かな?
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近代ゾーン。
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昭和30年頃の端出場。
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東平。
明治35年の第三通洞の開通で、
このエリアの各施設が整備された様です。
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火薬庫が爆発した際の、
爆風を逃がす縦坑を下から見上げる。
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体験ゾーン。
先ほどの手動ポンプや子供だましの掘削機、
奥には仲持。男性は45kg、女性は30kgの
荷物を背負って10数kmも歩いたとか...
ここでは30kgの体験が出来るが、
背負うと立てない...( ̄д ̄;)
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帰りの列車の中。
地元新居浜市の観光大使の様ですが、
いよかんソフトの宣伝までさせられて...
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駐車場から国領川越しに水力発電所跡。
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後、第四通洞とか見ておきたかったのですが、もう気力と体力が残っていません。
これから温泉にゆっくり浸かり、二日間の汗と疲れを落として、18時過ぎには帰途へ就く...
=3=3=3
今回、初めてのテント泊で、装備を最低限の12kgに抑えての登山でしたが、予想外に時間がかかり、
ヒュッテまで、歩行時間2時間10分(書籍参照)の所を、3時間36分(東平での大休憩を除く)も掛かってしまいました。
下りも、書籍の時間+αくらいは掛かりました。
普段使用の45Lザックには、腰の所に横に芯が入っているのですが、今回の70Lザックにはそれがありません。
そのせいで、重いザックが腰にうまく乗らず、肩に負担が掛かって、これが休憩の数を増やした様です。
やっぱり安物はダメですね。しかもネット通販だとそんな事まで載ってないので...
今後、テント泊用の大型ザックをどうするかは、お財布と相談です。
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