tree  瓶ヶ森(かめがもり)、1896.2m & 子持権現山ホンガケ道
場所愛媛県西条市西之川丙、東之川甲 氷見二千石原と石鎚山
氷見二千石原と石鎚山
登山日/天気2011年6月4日(土) ほぼ 晴れ
メンバー単独
マップルート図 西之川→鳥越→子持権現山(ホンガケ道)→瓶ヶ森→東之川
 駐車場所→登山口 :40分
 登山口→鳥越   :2時間3分 (駐車場所からの比高 730m)
 鳥越→子持権現山 :2時間36分(鳥越からの比高 495m)
 子持権現山→瓶ヶ森:1時間33分(駐車場所からの比高 1,455m)
 瓶ヶ森→下山口  :2時間31分
 下山口→駐車場所 :50分
    歩行計    :10時間13分
    全工程    :11時間00分


ウツギ
林道舗装路終点ちょっと手前の広場に
駐車して歩き始めます。(もしかして私有地?)

林道沿いにはウツギがたくさん咲いてます。
林道
林道沿いの沢は水がキレイです。
林道
そして、どこを向いてもいい感じです。
林道
ここも...
赤谷
沢の底が茶色です。
赤谷
赤谷。
鉱山(跡?)から流れ出る水のせいらしい。
滝
遠くにかなりの落差の滝が...
ヤブウツギ
これもあちこちで見ますが、花は終わりかけです。
ヤブウツギでしょうか。
滝
ここにも滝が...
瓶ヶ森登山口
林道左手に登山口。
駐車場所からすでに40分経過。
カニ
「カニだ!」
思わず声が出てました。
沢以外にもそこかしこで水が湧いているので、
カニが居ても納得です。
林道
10数分で一旦林道に出ます。
滝
上記、奥に見える滝。
登山口2
次のカーブですぐに再入山です。
ちょっと藪...
瓶ヶ森瓶ヶ森
いきなり、沢(池)と化した登山道に手こずります。
瓶ヶ森
石段があります。
まだ里が近いので生活道跡か?
それとも権現山への参道跡か?
瓶ヶ森
????
ウツギに似てますが、ちょっと違う様な...
瓶ヶ森
山腹を巻きながら谷を橋で越えます。
乗るとしなってフワフワした感じですが、
まだ大丈夫そうです。
渡渉
ここは流れを避けて岩伝いに渡渉します。
左寄りに歩けば問題ありません。
滝
渡って見上げる。
渡渉
ここの渡渉はかなり緊張します。/(^^;)
瓶ヶ森
常住。一休み。
瓶ヶ森
気持ちが悪いので左端を歩きます。
瓶ヶ森
石段を下った先に小さな橋が...
コツクバネウツギ
コツクバネウツギ。
ガクウツギ
ガクウツギ。
渡渉
また渡渉です。
滑落の緊張はありませんが、
水量が多いので、踏み外さないように...
滝
渡渉中、見上げる。
滝
見下ろす...
瓶ヶ森
こんなにいい道はほとんどありません。
ホッとする...
瓶ヶ森
朽ちかけた様に見えますが、信用して降りる。
ここからしばらく下りが続いた様な...
渡渉
ここは橋で渡渉です。
滝
ワンパターンですが、
渡渉中、見上げる。
滝
見下ろす...
瓶ヶ森
いきなり道が無くなる感じですが、
このカラ沢の中に赤テープが続いています。
瓶ヶ森
ふと右手に石垣が見えたので、寄り道。
何でしょう?
瓶ヶ森
一旦沢から左に外れますが、また戻って来ます。
その先で今度は右に逸ます。
瓶ヶ森
石段、そしてまた沢に戻ります。
鳥越
二度目に右に逸れて数分、また石垣です。
鳥越
石垣の上に出ると、鳥越でした。

ここで一休み、
ホンガケ道に向けて鋭気を養います。
カエル
枯葉と思ったらカエルでした。
保護色でしょうか。
ホンガケ道
さて、ここから子持権現山ホンガケ道です。
「通行止」の表示が無かったら、
この方向にコースがあるとは思えません。
イワカガミ
一ノ鎖を終え、崩落地を迂回中、
超急登に喘いでいると、イワカガミが一株。
癒されます。
四ノ鎖終点
四ノ鎖周辺は絶景です。
四ノ鎖終点から石鎚山
子持権現山
更に超急登や鎖場を経て、
バテバテで子持権現山山頂に到着!
子持権現山
左奥に目指す瓶ヶ森が見えます。
これは男山で、女山(山頂)はその奥で見えません。
瓶ヶ森
80mの鎖場を下って、瓶ヶ森へ縦走開始です。

子持権現山詳細ページへ
瓶ヶ森
すぐ車道に出会いますが、
ここは左折して山道へ...
子持権現山
振り返って子持権現山。
瓶ヶ森
また車道に出会い、
ここからしばらく車道歩きです。
石鎚山系鳥瞰図
石鎚山系鳥瞰図。
瓶ヶ森
男山と氷見二千石原を横から...
瓶ヶ森登山口
瓶ヶ森登山口。

車道を挟んでベンチのある広場があります。
そこで一旦バテバテの身体を休めます。
瓶ヶ森
この岩の道は自然石でしょうか?
雨が降ったら滑りそうです。
瓶ヶ森
左手にはずっと石鎚山が見えています。
今日は霞んでいるので残念!
瓶ヶ森
途中、ちょっとしたテラスがあり、
展望抜群で休憩にちょうどいい。
瓶ヶ森
そこから登山道を振り返る。

子持権現山が見えます。
あの右の斜面が登って来たホンガケ道です。
石鎚山を中央に、氷見二千石原のパノラマ!
氷見二千石原
男山
男山。
蔵王権現の祠。
山頂(女山)
男山から山頂(女山)を仰ぐ。
既にスタミナも足の筋力も限界を迎えてるので、
このなだらかな稜線はホッとします。
オオカメノキ
オオカメノキ。
瓶ヶ森
右手を見ると、
西黒森、自念子ノ頭、東黒森、伊予富士
の稜線が望めます。
瓶ヶ森
山頂はすぐそこです。
山頂
瓶ヶ森山頂到着!
瓶ヶ森
東の展望、
先ほどの西黒森、自念子ノ頭、東黒森、伊予富士
の稜線を角度を変えて...
瓶ヶ森
少しひだりを向いて、
中央二コブの右が寒風山、左が笹ヶ峰です。
瓶ヶ森
西の展望、石鎚山
瓶ヶ森
南の展望、男山。
バックは筒上山、手箱山辺りでしょうか。
瓶ヶ森
山頂で、高知の方から来ていた女子4人組と
記念写真の撮り合いです。
せっかくなので私の方に1人入ってもらいました。
瓶ヶ森
祠と山頂プレートを拝んで、
東之川に向けて下山にかかります。
コヨウラクツツジ
コメツツジっぽい群落に紛れてコヨウラクツツジ。
瓶ヶ森
最後にもう一度、
氷見二千石原と石鎚山の図!
瓶ヶ森ヒュッテ
まず前方左側に見える瓶ヶ森ヒュッテを目指します。
(ズーム)
瓶ヶ森
沢化した登山道。
シャクナゲ
シャクナゲ。
結構あちこちに咲いています。
瓶ヶ森
このハシゴを下りて、左のカラ沢の中を下ります。
瓶ヶ森
まだ石鎚山が見えるポイントがあります。
沢
水分が切れて喉がカラカラです。
ここで1リットル補給!
ツツジ
疲れて日当たりの良い所で座り込むと、
傍らに面白いハッパが...

アケボノツツジの葉です。
台ヶ森分岐
台ヶ森分岐。
直進すると100mで台ヶ森ですが、
展望も何も無い様なのでパスして右折します。
ブナ
ぽつぽつブナも見かけます。
端正な形の葉が、新緑でキレイです。
ユキザサ
ユキザサ。
ヤマシャクヤク
ヤマシャクヤク。
花びらが1枚落ちて、中がよく見えます。

採取や植林による生育地の減少で、絶滅危惧に...

↓こちらは開花中。この辺りに群生してます。
ヤマシャクヤク
コンロンソウ
コンロンソウ。

その他にも草花の多い道です。
新道分岐
新道分岐。
新道は崩落の為、通行止めです。
左の旧道へ...
瓶ヶ森
後半は植林帯を歩きますが、
バテバテの今の私には、
歩きやすく、落ち着く空間です。
瓶ヶ森
石垣などが現れ始め、里のニオイがし始めますが、
ここからまだ15分は掛かります。
下山
下山。
ここから車道歩きですが、
駐車場所まで50分かけて比高270mも下ります。
瓶ヶ森
瓶ヶ森、子持権現山 遠景。
(2010.4.25、石鎚山より)
こちらは反対側(東側)から。(2010.8.22、東黒森より)
瓶ヶ森
(まとめ・総評)
いつもの通り、朝3時に家(広島)を出る。
湯坂峠を越え志和IC前を通り西条バイパスへ乗り、国道2号線を東進(高速代を1,000円分ケチる)。
尾道バイパスからしまなみへ、家から1時間半で向島の料金所を通過、石鎚山登山口方面を目指す。
石鎚山ロープウェイ駅下を通過、名古瀬方面へ、名古瀬集落の途切れる所で左に空き地が...
一旦行き過ぎるが、その先でダートになる為引き返して駐車、登山準備をして6時半にスタート!

鳥越までの登山道は、急登も無く、終始樹林帯で涼しい道程です。
しかし、藪、緊張する渡渉、飛び交う虫(蛾?)、頭にまとわり付く虫、気持ち悪いムカデ目撃などで、
テンション↓↓↓、そのせいか「涼しい」でなく「陰気」なイメージ...
(下山でもこのコースを考えてましたが、その気にならず、東之川へ下る事に...)

鳥越から先も瓶壺に向かうか、ホンガケ道を行くか決めかねたまま鳥越に到着。
ホンガケ道、魅力的だが不安も拭えず...
しかし、「通行止」標識に惹かれながらホンガケ道へ... 男なら行かねば!

いきなり踏み跡とも思えない道無き道を行く。何度も立ち止まったり、迷いかけながらも何とか前進!
途中から超急登の連続、鎖場以外も超急登が続き、子持権現山山頂直前までひたすら這い上がります。
五ノ鎖辺りで力尽き、後は下山までバテバテトロトロの旅でした。


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 参考資料: 山と溪谷社「伯耆大山・石鎚山・剣山」、赤いクレパス君の日記(ホンガケ道を参考)