tree  吉和冠山(よしわかんむりやま)、1,339.0m
場所広島県廿日市市吉和 クロソン岩なめの山頂
クロソン岩なめの山頂
登山日/天気2008年9月6日(土) 曇り又は晴れ
メンバー単独
マップルート図 汐原登山口→クロソン岩→山頂→折り返し→登山口(比高660m)
 登山口→クロソン岩:1時間
 クロソン岩→山頂 :43分(三叉路で7分ロス)
 山頂→登山口   :54分


吉和冠山
夜明けの冠山。
朝6時過ぎです。
案内板
国道186号線入口にある案内板。
案内板
その先の林道入口にある案内板。
この先の林道右側のスペースに駐車しました。
太田川源流
吉和冠山は太田川の源流です。
登山口
林道終点、登山口にある橋です。

この左側に広い駐車スペースがあります。
林道は途中からダートになるので、
車高の低い私の車は舗装路の途中に停めました。
登山口
橋の上から見下ろしただけで、
4~5種類の草花が見えます。
吉和冠山
しばらくはこの渓流とお付き合いとなります。
吉和冠山
橋を渡って左方向が国体で使われた山道です。
今は使われていない道で、通行不可です。
直進します。
吉和冠山
支流をまたぎます。
渓流は相変わらず左手を流れています。
吉和冠山
植林帯のうっそうとした道。
吉和冠山
一旦渓流をまたぎます。
吉和冠山
が、2分後にはまたぎ返します。
ケルン
ケルン。
私も1つ積みました。
ヤマゼリ
ヤマゼリ。
吉和冠山
渓流沿いの大岩。
高さ10m近くはあるでしょうか。
オオタキ
オオタキ。
ここから渓流は右へ、山道は左へ分かれます。
ここからは支流を左に感じながら登ります。
吉和冠山
12分後、その支流を渡ります。
クロソン岩分岐
それから5分後、クロソン岩分岐です。
左の尾根に向けて直登ですが、
ここが一番の難所です。

ここから15分、あえいで下さい。
いきなり頭上にクロソン岩がそびえ立ちます。
そこから一旦左折して、
撮影スポットのローソク岩に向います。
クロソン岩
ローソク岩から、
定番のクロソン岩なめの山頂の図ですが、
霧で山頂が見えません。

岩の下半分は、木(葉)が繁って隠れています。
冬の間の登頂は無理ですが、
4月頃の葉が繁る前を狙えば全体像が拝めます。
ローソク岩
山頂ちょっと右方面の展望。
ローソク岩
吉和IC方面。
中央辺りに高速道路がかすかに見えます。
ローソク岩
十方山方面。もちろん見えません。
右端はスキー場のある女鹿平山でしょうか。
吉和冠山
13分後、やっとここまで見えました。
これで一応満足して先を急ぎます。
ローソク岩
上記の手前の岩まで戻った時、更に晴れました。

今乗っている岩はクロソン岩とローソク岩の
間にあり、私は乗り越えましたが、
南側を迂回出来そうです。
ローソク岩
そのアップです。
クロソン岩
クロソン岩を下から見上げます。
クロソン岩
逆側(山頂側に廻って)から見上げます。
クロソン岩
「狗留孫仏岩」、
いろんな字、呼び方がある様ですが、
「クロソン岩」が正式みたいです。
吉和冠山
クロソン岩先のピークから比高10m程下ると
三叉路に出ます。
右(下山道)は平坦で左(山頂)は軽く登っています。
三叉路
三叉路の2方向を
1枚の標識で表すのは無理があります。
「冠山登山道→」が
右の下山道を指している様に見えます。

下の2枚の標識も、左から国体コースが合流して来て、
右が山頂の様に錯覚します。

ここで右に行きましたが、どうもおかしいと思い、
磁石で方向を確かめると、東に進んでいました。
走って戻りましたが、ここで約7分のロスです。
三叉路
こちらが山頂方向です。
三叉路
一見山頂方向に見えますが、
よく見ると「潮原温泉方面」と書いてあります。
吉和冠山
三叉路から10分後、最後の沢を渡ります。
この先から最後の急登が始まり、16分で山頂です。
吉和冠山
珊瑚樹(サンゴジュ)の実にそっくりですが、
葉の感じが違う様です。
吉和冠山
キノコ。
山頂
山頂に到着です。
展望は無いので、北壁の展望所に移動します。
山頂
展望所から正面の展望。
恐羅漢山方面のはずですが、
霧で遠方は見えません。
山頂
右端が北になるので、右端奥のにうっすらと
高さ、方向からいって広見山?春日山かな?
だと、そのすぐ左辺りが五里山?
中央奥は大神ヶ岳。
その左、山頂が霧に隠れて赤谷山。
山頂
中央、女鹿平山。
右奥が吉和IC辺り。
山頂
北下の方に道の様なものが見えます。
山頂
山頂に戻って1枚!
フシグロセンノウ
フシグロセンノウ。
ツルニンジン
蔓人参(ツルニンジン)。
十方山でも見かけました。
吉和冠山
下山開始20分、
クロソン岩尾根下の谷筋の道で沢をまたぎます。
濡れた岩で滑らない様に...

登りの時、
クロソン岩分岐手前でまたいだ沢でしょうか?
吉和冠山
帰りも渓流沿いの道を通ります。
滝ヶ休
滝ヶ休まで帰って来ました。
吉和冠山
下山直前、ここで顔を洗ってさっぱりします。
登山口付近で見られる花
クサアジサイ
草紫陽花(クサアジサイ)。
ヒメジョオン
姫女苑(ヒメジョオン)。
キク科です。
そういえば野菊に似ています。
ベニバナゲンノショウコ
紅花現の証拠(ベニバナゲンノショウコ)。
キンミズヒキ
金水引(キンミズヒキ)。
バラ科です。
オオカサモチ
大傘持(オオカサモチ)。
セリ科です。
茎が太く、葉の形もセリに似てきます。
ツリフネソウ
釣船草(ツリフネソウ)。
(まとめ・総評)
標高県下第二位の山です。
山頂は北と西に絶壁を持つ冠型で、アプローチは東の潮原か、南の松の木峠になります。
展望は北側を中心に180度に少し足りないくらいで、恐羅漢山十方山等が見えます。
あとはローソク岩から360度の展望です。(山頂側は冠山しか見えません。)

今回も十方山に続き、8時半過ぎに山頂到着で、すぐ北壁の展望所に行きましたが、
やはり霧に覆われて展望は今一でした。
紹介した写真はまだいい方で、この後どんどん霧が深くなってきて、山頂で1時間ちょっとねばりましたが、
好転の気配がないので下山しました。



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 参考資料: 山と溪谷社「広島県の山」、 山と溪谷社「(旧)広島県の山」、 南々社「イラストで歩く 広島の山へ行こう!」