毎年恒例のアケボノツツジ山行。結果から言えば、途中リタイア! 詳細は追々...
膝が痛い!
実は、前々回の木ノ宗山山行(4月7日)後、膝が痛くて、平地を歩くのにも支障が出ていた。
しかし、アケボノツツジ山行は避けては通れない! でも、リタイアしてしまった...
膝痛も原因の一つだが...
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朝(?)2:30起床、2:50発!
平日なので、しまなみ海道(向島料金所)に4時までに入らなければ割引が無い。
なので、いつもより幾分早い出立だ。
コンビニで朝食をゲット!
そして、山陽自動車道~尾道バイパスを通り、向島料金所を目指す。
ちょっとドキドキしたが、4時に4分前で通過! ギリギリセーフ!
(2020.7.1追記)
先日ETCに使用しているカードの請求書がきて、んっ! て思って調べてみた。
休日割引(3割)、深夜割引(3割)は、しまなみ海道には適用されないみたいだ。
その代わり、ETCを使用するだけで、常時4割の割引があるみたい...
気がつかなかった!!!
折角ちょっと早起きをして、ドキドキしながら向島料金所を目指したのに...
結局、山陽自動車道は深夜割引、しまなみ海道はETC割引で通過した事になる。
いつもの如く、来島海峡SAで休憩。
朝のトイレを済ませ、無料のお茶をゲット!
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来島海峡SAにて、まだ日の出前かな...
左は来島海峡大橋。
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右を向くと、右端の方に西赤石山が見える。
本日はそこまで行かないが... (^^;)
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今年は、東平へ続く道が、倒木の為に閉鎖されているとかで、日浦からのピストンとした。
で、6:50、日浦登山口着!
日浦登山口からのコースは、過去に6度下山で使っているが、登りで使うのは初めてです。
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そこの案内板。(拡大!)
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さあ出発!
本日は膝痛のおかげで、
最初からストックの出動だ!
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いつもは足早に通り過ぎる道が、今日は新鮮!
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ちょっと見え難いが、
上の上の方まで段々に石垣が続いている。
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...
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下りでは左手後方になるので、
今まで気が付かなかったが、
高い石垣の上にレンガの壁がある。
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その裏側。
傭人社宅と接待館跡です。
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この上が小学校跡だが、
なんとなく広い削平地があるだけの様なので、
上がった事は無い。
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排水溝かな?
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橋の上から...
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沢を跨ぐ様にアーチ状の石積みがある。
この対岸に向けて橋が架かっていた様だが、
この石積み自体は橋では無い様だ。
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ダイヤモンド水に到着!
ここで、昼食&コーヒー用に水を補給。
ザックが850g重くなった!
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ダイヤモンド水から沢を右に左に渡って、ここ!
いつもの下山では右から来るが、
本日は左(直進)へ行ってみます。
ここからしばらくは、
初めて通る道だ! (^^)/
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そこの道標。
「目出度町経由」とある。
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振り向くとこの地図が...
いつからあるのか、
本日はこの地図をあちこちで見ます。
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上記から、すぐに急登になり、しばらく続く。
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ここは、石と木で直進が通行止め。
左へ...
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急登10分で巻き道となり、
いつもの道に合流するまでは、
軽いアップダウンだけの道だ。(^^)
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某ミツバツツジと、バックは東山かな?
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両見谷を橋で跨ぐ。
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ここは見花谷。
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石垣の切り立った道。
この右手辺りが目出度町跡の様ですが、
どこにも案内板は見かけなかった。
見逃したのかな?
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そして、左手を見上げると石垣が...
そろそろ大山積神社のはずなので、
それかな?
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上記からずっと左上に石垣を見ながら進み、
数分で階段が...
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階段を登ると大山積神社跡でした。
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その説明板。
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左手の方に階段が見えるが、
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右手の方に踏み跡があるので右に行って、
ここの間を抜けると、
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ここに出て、赤テープを見つけた。
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すぐに「栄久橋跡」。
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上記から左を向くと、ダム的なのが見える。
橋の代わりに、あそこまで迂回する様だ。
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そのダムの上から振り返る。
右の山道が左に張り出した所が、
先ほどの栄久橋跡の様だ。
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国土地理院の地図を見ると、この谷を渡ってすぐの所に、牛車道に向けての道がある。
しかし、歓喜抗にある地図と第一通洞前にある地図には、この道は載ってない。
(登山口にある地図には載っているが、逆に歓喜抗前から牛車道に入る道が載っていない。)
この道へ入る道標は見かけなかった。
風呂屋谷の沢(水量は少ない)を跨ぐ様だが、橋があるとは思えない。
大山積神社近くと、牛車道近くに四電(改め住友共同電力)の鉄塔があり、この道が牛車道近くの鉄塔を通っている様。
因って、この間の道は住友共同電力の巡視路で、現在は登山道として推奨されていない。
と言う結論に達したのですが、どうでしょうか?
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上記すぐ先に、「蘭塔婆登口」。
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階段を登る事、3分...
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蘭塔婆 到着!
まず、
脱帽。合唱。礼拝。(-人-)
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元禄7年の大火災で亡くなった、132名もの死者を供養しているとか。
ここには何の説明板も無いですが、後で出てきます。
ちなみに、「蘭塔婆」と表記していますが、
歓喜抗にある地図と第一通洞前にある地図、後で出てくる説明板には「蘭塔場」と、
登山口にある地図、階段下の登口表示では、「蘭塔婆」となっています。
過去にずっと「蘭塔婆」と表記してきたので、ここではそちらに統一します。
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中の様子。
卒塔婆が1本立っています。
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振り向くと、東山が...
いつも遠くからここを遠望していたので、
いつか寄りたいと思ってました。
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そろそろ下ります。
ジグザグの階段を急降する。
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すぐ先で、風呂屋谷を跨ぐ。(風呂屋谷橋)
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上記橋を渡るとここ!
写真だけで、説明は無いが、
第一通洞前の地図によると、病院跡だとか...
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ここでやっといつもの道に合流。
左へ...
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そこにある案内板。
目出度町、無かったな~???
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歓喜抗を横目に通過。
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すぐに分岐。
「旧牛車道経由」の案内で、左へ...
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牛車道。
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牛車道に入って4分、
蘭塔婆(中央)の展望地。
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ズーム!
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その傍らに案内板。
蘭塔婆自体には無かったが、ここにあった!
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そのすぐ先左手に、案内の無い小道が...
住友共同電力の鉄塔方面に向かってる。
これが先ほど説明した、
栄久橋跡近くに通じる巡視路かな。
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途中、
右の壁面から崩れ落ちたであろう平たい落石群。
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...
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ここで並行道に合流。
右は、銅山越すぐ下の分岐へ向かう。
ここは左へ...
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直後に分岐。
左は、2015年に左の道からやって来て、
左(向かって右)の道は何だろう?
と思って直進(手前)した所だ。
ここは右へ...
ここから稜線までは初区間。
ちなみに、左は西山と綱繰山の鞍部へ続く道。
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すぐに、この案内板。
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その大露頭と、
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大和間符。
しかし、上記の案内板を見ると、
稜線の向こう側からの坑道と、
地中でガッチンコって、すごい偶然?
それとも、鉱石を辿っていけば必然なのかな?
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リョウブの新芽が黄色に輝いてキレイ!
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鉄塔だ!
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そして、すぐに稜線の道に合流。
銅山峰目指して、左へ...
(右は銅山越)
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ここは、本道を逸れて右へ...
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この広場に出る。
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そこからの展望。
左に今治の市街地、正面に新居浜の市街地と、
しまなみ辺りから新居浜市沖の瀬戸内海が一望!
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ちょっとズーム&ちょっと加工!
尾道方面の島々。
右奥に霞むのは、本土かな?
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上記広場から100m先、
「前山」の案内で、左へ...
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すぐ先、銅山峰到着!
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西赤石山を望む! んっ!
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ズーム!
無いっ!
山頂付近にアケボノツツジが全く無い!
( ̄□ ̄;) ガーン!
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上記、山頂手前の山腹と、
左の写真、山頂から左にグッと下ってきた辺り、
目立つ所はこれくらいしか無い。
ちょっと早かったか~!
予想が外れた。 (´_`;)
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ここで悩む...
まず、兜岩まで行く(山頂からピストン)理由は無くなった。
山頂(西赤石山)も、個人的には落ち着ける場所では無い。
それに膝の状態は良くない。登りは大丈夫そうだが、下りは厳しそうだ!
山頂登頂のステータスだけを求めるにはリスクも大きい。
しばらく悩んだが、勇気を出して山頂は諦めた... (T_T)
その代わり、前から気になっていた、第一通洞南口から更に奥にある、東延斜坑。
距離も高低差も分からないので敬遠していたが、これで余力が出来た。行こう!
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せめて、ズームでアケボノツツジ...
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先ほど通過した鉄塔を見下ろす。
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牛車道で見た落石群をズーム!
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ツガザクラは申し訳程度...
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この辺りからも瀬戸内海側の展望は良い!
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で、
銅山峰は風が強く、狭いので、
先ほどの広場まで移動してきた。
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まだ10時だが、かなり早めの昼食とする事に...
準備の為にザックの中から色々出してたら... 三脚が出てきたっ!
一眼レフでも使えるタイプで、通常の三脚を短く(折り畳んで255mm)しただけの結構かさばるやつだ!
前回(岩谷観音)登山の時に持って行って、ザックから出すのを忘れてた。
帰って重さを量ったら、450gあった! ついでに言うなら、水も350ml(g)余った。
膝痛を引きずって、800gも余分に背負っていたのか...(^^;)
て言うか、前日の準備の時に気が付かなかったのか... (´_`;)
ちょっと、ショック!
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で、本日はカレーメシ。
ケトルは、前回無くして新しくなったColeman。
やっぱり、本物は湯の沸きが速い!
良かった! (^o^)/
上記エピソードはコチラ!
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国指定天然記念物 銅山峰のツガザクラ群落
文部科学省
新居浜市教育委員会
ツガザクラ自然保護協議会
とある。
裏には、
標高 一三一〇メートル
平成三一年二月二十六日 指定
とある。
なので、
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今回は、ツガザクラを見に来たと言う事で...
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この周辺の数少ない株を接写!
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蕾は米粒くらいの小さな花です。
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...
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飛行機が飛行機雲をなびかせて...
(超ズーム!)
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真っ青な空に、ここだけ雲がポツンと...
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新居浜市街地をちょっとズーム!
海には霞む島影がぽつぽつと...
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そろそろ下山...
最後に、西赤石山を望む。
銅山峰から16mほど標高を落としたせいで、
鉄塔が景観を邪魔してる...
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某ミツバツツジをアップで!
普段はアケボノツツジに押されて
控えめだった花も撮っていきます。
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銅山越が見えてきた。
んっ、何か白い花が見える。
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その下まで来た。
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ヤマザクラだ!
こんな所にも有ったんだ!
でも、高い所にしか咲いてないので、
見上げるだけ...
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峰地蔵にもお参りして、銅山越を後にする。
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ここのツツジはキレイに咲いているが、
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振り返ったこの株は、もう葉ばかりだ!
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すぐに分岐。
右は牛車道上に出る道、
ここは左へ採って、下山する。
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上記から14分、
左が先ほど登って来た道、
右が登って行った牛車道。
左へ...
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歓喜抗入口。
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ここと、
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ここの2か所の間符がある。
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説明板。
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ここの水場もあてにしようと考えたが、
ダイヤモンド水で汲んでおいて良かったかな...
汚くは無いが、あの苔を伝ってるのを汲むのは
ちょっとって感じです。
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この奥に道が続いているが、
どこに行くんだろう?
と思っていたら、
奥に色々遺構があって、
「延喜の端」と言う所を経由して、
メイン道に戻れるみたいだ。
(第一通洞前の地図に載っていた。)
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歓喜抗を後にした直後、
左手に「排気斜坑」。
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そして、すぐに「延喜の端」とあったので、
ちょっと左に踏み込んでみたが、
先が見えないので、スルーして直進!
登山口の地図には、
この辺りに「展望台」とあったので、
これが「延喜の端」の事かな?と思ったが、
展望は怪しい...
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蘭塔婆方面から合流してきた分岐が見えた。
第一通洞目指して、直進!
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左手に、何気にレンガの遺構。
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ダムのある所で、寛政谷を通過。
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例の崩落地は、左上に迂回。
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この橋を渡って左に、
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「第一通洞まで189歩→」とある。
もちろん寄る!
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途中に「開坑課 金庫跡」。
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第一通洞南口に到着!
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その案内板。
コチラは3年前の案内板。
第一通洞北口の様子はコチラ。
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右奥に東延地区に続く道がある。
東延斜坑目指して、Go!
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いきなりの急登!
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途中、道が左に折れる所で正面が開け、
この案内板がある。
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その正面の展望。
上記写真の白っぽい壁は石垣で、
右下にある穴は、レンガで縁取られている。
(木が茂って、見え難いが...)
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途中、一旦平坦になった所で、
まだここじゃないのか?と心が折れかけたが、
(一瞬「引き返す」の言葉が頭を過った。)
そこからすぐ先で広大な削平地に出た。
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東延斜坑の案内板もあった。
ここまでかなり歩いた様な気がしたが、
第一通洞前から、9分しか経ってない。(^^;)
でも、ゴールの見えない寄り道(ピストン)で、
9分の時間は長く感じた...
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レンガの遺構が3基...
調べてみたら、
「圧縮機が置かれていた土台」との事ですが、
それ以上の情報はありません。
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これが「東延斜坑」だ!
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角度を変えて...
丸太に沿って、下方にレールが延びてる。
これが526m下(斜度49度)の
第三通洞(出口は東平)まで通じてるとか...
※住友グループ広報委員会のサイトを参照。
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その説明板。
消えかかっていたのを写真加工したが、
これが限界...
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上記から一段下にレンガの建物が見える。
これも調べてみたら、
「斜坑に下した鉱石の台車を引上げる為の機械場」
だったとか...
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近くに寄ってみる。
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中に入ってみる。
想像だが、
中央の水溜りの部分に機械が設置してあり、
正面壁面の窓からワイヤーが延びて、
斜坑下の台車を巻き上げていた。のでは...
(斜坑は窓の向こう一段上約15m?先にある。)
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これも建物の跡かな?
位置的にこの写真の右上の建物かな?
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斜坑の南東側に溝が...
近年整備されたと思われる大きな穴(暗渠)が、
この右手にあったが写真には撮ってない。
多分、この穴が先ほどの大きな石垣の壁面右下
のレンガ縁の穴に続いていて、
排水の役割を果たしていたと思われる。
この向こうに大きな洞窟(間符?)が見えたので、
渡ってみる。
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洞窟手前左手に...
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そして、その洞窟。
中の石垣の奥がどうなっているのか気になって、
ちょっと中に入ってみたが、
コウモリとか出てきそうで、
怖くなって止めた! (^^;)
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戻って、斜坑裏にこれ。
「西左本入口」とある。
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もう一段上があるので、上がってみた。
こんな感じで、更に上があるが、もう行かない。
後で地図を見たが、
ずっと奥に「素麺滝」と書いてあった。
一通り見終わったので引き返す。
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第一通洞まで戻って来た。
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そこの地図。(拡大!)
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「第一通洞まで189歩」の分岐まで戻って来た。
左へ...
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上記から超急降して、
往路で、目出度町目指して直進した道に合流。
左へ...
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...
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...
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ダイヤモンド水。
汗ばんだ手を洗って、一口飲む。
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そのすぐ先にトイレ。
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トイレの使用方法。
中にエアロバイクがあり、
使用後に漕がなければならない様だ。
ルールが守られてないか?容量オーバーか?
ちょっと使用をはばかられる感じに... (^^;)
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直線道に、左は長い石垣、右からは沢の音...
気持ちいい! (´o`)
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ここですぐ右下に車道が見える。
もうすぐと思えるが、
登山道が高度を下げても、
車道も高度を下げる様で、
なかなかゴールが見えてこない。
結局ここから下山まで9分かかる事に...
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駐車場すぐ上に、いつものウツギ。
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好きな花なので、もう一枚!
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更に、蕾も...
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13:20、やっと下山した。
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登りでは、膝痛は殆ど無かったが、ダメージが溜まっていく感じはあった。
ストックを使用し、かなりなスローペースで歩いたので、殆ど汗もかかなかったが...
なので、下りではストックを最大限に使用し、膝痛と格闘しながらの下山だった。
それでも、東延斜坑の探訪(ピストン)は譲れなかったが... (^^;)
今回は初めて山頂まで行かなかったが、
その他行ってみたかった所等々に寄って、充実した山行となった。
しかし、来月のミヤマキリシマ山行は考え物だ...
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帰路は、
山間部を抜けた所のコンビニで一度休憩、
今治ICから高速に乗り、しまなみ海道終点からは、平日昼間は割引が無いので一般道を走る事に...
東広島市のコンビニで二度目の休憩、後はひた走り、17時半前には帰宅した。
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