sack1  剣山つるぎさん 1954.7m、一ノ森いちのもり 1879.6m
場所徳島県三好市東祖谷菅生、木屋平川上カケ ちょっと雲海
ちょっと雲海
沈み行く夕日
沈み行く夕日
登山日/天気2011年9月10日(土) 晴れ曇り 一時 霧、 翌11日(日) 雨(終始霧)
メンバーKさん、Sさん、Hさん、よしだっち
マップルート図 (1日目)見ノ越→刀掛の松→行場(三十五社)→山頂(比高560m)
 登山口→西島駅 :44分
 西島駅→三十五社:38分(胎内くぐり)
 三十五社→山頂 :59分(お鎖)
(1日目)ヒュッテ→一ノ森→ヒュッテ(宿泊)
 ヒュッテ→一ノ森:36分
 一ノ森→ヒュッテ:42分
(2日目)ヒュッテ→大剣神社(御神水)→祖谷川源流の谷→登山口
 ヒュッテ→西島駅:35分
 西島駅→登山口 :40分

前回(2009.8.22)の剣山登山はコチラ!


朝6時過ぎに広島東ICに集合、4人で乗り合わせる事に...
が、その近所のスーパーに車を1台停めさしてもらおうと思ったが(4人で買い物もした)、
警備員に呼び止められる! 早くからいるのね... (^^;)

停めさせてもらう様にお願いしたら、警備員が会社に確認。結局、電話番号を控える事で、OKが出た!

そのまま広島東ICから乗って、途中、与島PAで休憩、坂出ICから国道438号へ、
道の駅貞光ゆうゆう舘で2度目の休憩をし、10時15分に見ノ越の駐車場に到着。

ここから登山口まで歩いて数分、剣神社まで階段で数分、参拝後、10時半頃に剣神社横から入山。
(1名ほど、参拝後に階段を戻り、リフトで西島駅へ...)

予定では、初日に行場経由で剣山山頂へ、ヒュッテに入った後に一ノ森を往復し、夕日を拝み、宿泊、
翌日、朝日を拝んだ後、ジロウギュウへ縦走、折り返して巻き道を通って下山するはずでしたが...

登山口
リフト前の駐車場に停めて、
登山口まで歩きます。
剣神社
階段を登り、剣神社にお参りします。

この横から入山ですが、
体力に不安のあるKさんのみ、
階段を下ってリフトに向かう。
リフト
10分先でリフトと交差。
剣山
西島駅までは樹林帯の涼しい道です。
西島神社
右奥に西島神社が見える。
この大岩の手前を左折して西島駅を目指します。
剣山
上記大岩を過ぎると展望が開け、
山頂やヒュッテが見える。
西島駅
西島駅(左上)到着!
Kさんと合流します。
西島駅から三嶺方面(西側)の展望。
剣山
剣山
行場に行く為、まずは刀掛の松を目指し、
リフト乗り場横手から急登する。
タカネオトギリ
タカネオトギリ。
剣山
途中左手の展望が開ける。
刀掛の松
刀掛の松。
刀掛の松
そこから行場を目指し、左手の道へ...
刀掛の松
そこにある案内板。

中央右の「現在地(刀掛の松)」から、
中央下の「胎内くぐり(行場)」を目指します。
トリカブト
トリカブト。
トリカブト
こちらは群生してる...
レイジンソウ
レイジンソウ。
行場
刀掛の松から緩やかに下って来ましたが、
ここから左へ採り、比高60mを急降します。
シコクフウロ
シコクフウロ。
行場
鹿避けの木道。
ツリガネニンジン
枯れかけてますが、ツリガネニンジンかな?
キツリフネ
キツリフネ。
サラシナショウマ
サラシナショウマ。

色々終わりかけていますが、
行場付近には花が目立ちます。
古剣神社
右手に古剣神社。
三十五社
その先登り返しに入ると、
左手上に三十五社が見える。

この岩右手から裏側に回ると...
胎内くぐり
胎内くぐりに続く道(崖?)があります。

「本当にここか?」と半信半疑のまま、
湿った岩場を手がかり足ががりを探しながら
慎重に下って行く...

ここはKさんとSさんは留守番で、
私とHさんだけで行ってきます。
胎内くぐり
岩の割れ目が...

奥に光が見えるが、
しかし、入口はまだ下の様です。
胎内くぐり
ここが入口。
胎内くぐり
見上げる。狭い!

湿ってツルツル滑る岩にちょっと苦労し、
何とか向こうまで抜けます。
胎内くぐり
そして振り返る。
Hさんが後に続く...

これで「生まれ変われる」との事ですが、
どうでしょうか...
トリカブト
鮮やかな色だったのでもう一枚!
剣山
一ノ森への分岐を過ぎると沢道の急登。
キレンゲショウマ
キレンゲショウマの実?
お鎖
「お鎖」到着!
ここで、上から人の声が...

どうも子供が怖がってぐずっている様です。
下からは様子が分からないので、とりあえず下から声を掛けて、ここは4人で登ります。

その子供に追いつくと、3人、多分、父親、母親、子供の様...

子供が怖がって停滞して、私たち4人が後ろに詰まっているのに、母親はともかく、父親はレラヘラしてるだけ!
普通、この状況なら、父親が子供をサポートして、この状況を何とかするだろっ! 何とも情けない父親だ!
他人の子なのに、私がサポートしようかと思ったよ...(^^;)

と言う事で、しばらく待たされる...

ちなみに、その子供は「もう絶対にこない!」と泣き叫んでいた! この家族、次の登山は無いな、と思った。

-・-・-

で、鎖は10mくらいと短いですが、その後もしばらく超急登が続きます。

剣山
鎖をパスした際の道と合流後、
山頂方面にまた急登です。
剣山
途中、眼下に穴吹川が見える。

右奥が吉野川河口方面(徳島市)ですが、
穴吹川は一旦左にクランクして、
美馬市で吉野川に注ぎます。
ヒュッテ
ヒュッテ到着! 右は宝蔵石神社。

一旦ヒュッテと神社の間の階段を登り、
山頂を目指します。
平家の馬場
山頂台地の平家の馬場。
左奥が山頂です。
剣山
山頂到着!
13時過ぎています。とりあえず昼食...
ジロウギュウ
ジロウギュウへの稜線。
三嶺
三嶺の山頂は霧の中。
ヒュッテ
昼食後、ヒュッテに入ります。
写真は「天涯の花」の撮影風景など。
三十五社
ヒュッテ前から先ほどの三十五社が見えます。
(24倍ズーム&トリミング)
一ノ森
30分休憩後、一ノ森へ縦走します。
二ノ森
二ノ森が見える辺りで霧が...
二ノ森
二ノ森。
展望はありません。
一ノ森
二ノ森から急降すると一ノ森が見えて来ます。
リンドウ
リンドウ。

あちこちで見ます。
特に平家の馬場の笹原に多かった様です。
一ノ森
一ノ森到着!

既に霧が立ち込め、北側以外の展望はありません。
一ノ森
その北側の展望。
一ノ森
それもだんだん無くなって行く...
雨もポツポツ...

ヒュッテに戻ります。
タカネオトギリ
一ノ森でもタカネオトギリ。
二ノ森
二ノ森。
登り返しはそこそこ比高があります。
平家の馬場
最後の峰を巻きながら、
一瞬晴れた隙に、平家の馬場。
一ノ森
最後の登り返しの途中から右へ採れば、
平家の馬場をパスして直接ヒュッテへ...
剣山
ヒュッテ前から吉野川平野方面。

南からの霧が...
剣山
吉野川平野方面をズーム!
剣山
一ノ森方面の山塊が軽く雲海に...
剣山
ズーム!
剣山
左手を見ると入道雲がモクモクと...
平家の馬場
平家の馬場 東テラスにて、
一ノ森方面は霧の海。
月が出ています。
剣山
左奥の入道雲をズーム!

日の入り10分前ですが、赤く焼けています。
剣山
ヒュッテ越しに入道雲。
剣山
吉野川平野方面をズーム!

奥の稜線は海を挟んで淡路島です。
剣山
雲海と月。
剣山
西のテラスに移動して、夕日。
剣山
右に入道雲。
剣山
ズーム!
剣山
私は長袖長ズボンですが、少し寒い感じ...

この二人は対照的で、
片や短パン、片や断熱シートを羽織ってます。
左端に山頂、その右がジロウギュウ、中央霧に隠れて三嶺、右にサガリハゲ山、矢筈山、黒笠山、津志獄。
剣山
剣山
夕日の右。
剣山
夕日の左。
南からジロウギュウを越えて霧が流れ込んで来ます。
剣山
しつこい様ですが...
剣山
これも...
剣山
東テラスから旧観測所なめの夕日。
剣山
振り返ってもう一度一ノ森方面。
剣山
夕日は完全に沈みました。
ヒュッテに戻ります。
夜景
ヒュッテから吉野川平野の夜景。
(ちょっとズーム!)

手前の山並み越しに、
吉野川沿いの夜景が点々と見えます。
この後、9時には就寝...

-・-・-

翌朝、日の出前に目が覚めて、明るくなりかけた窓の外を見る。真っ白だ! ( ̄□ ̄;)

しかし、淡い期待で、日の出時刻に平家の馬場に出てみる...

平家の馬場
一面真っ白、諦めてヒュッテに戻ります。
ジロウギュウへの縦走を予定していましたが、今日はダメかと諦めていた所に、追い討ちをかける様に雨が...

8時(2時間以上)まで待ったが、好転しないので、雨中の下山開始!

剣山
大剣神社を目指し、ここは直進します。
大剣岩
右が大剣神社裏の大剣岩です。

この後、大剣神社、御神水と通過し、
西島駅まで下り、しばし雨宿りです。
太鼓くぐり
西島神社裏の大岩の手前を左折、
大岩の基部に「太鼓くぐり」。

ここはくぐれるのかな?
抜ける所も見当たらないし...
祖谷川源流の谷
祖谷川源流の谷。
祖谷川源流の谷
谷には小さな沢と石碑があります。

この後、15分ほどで下山、お疲れさまでした!


剣山
帰路、
国道438号を美馬ICから少し北上した高台から...
奥に剣山の稜線が見えます。
剣山
上記をズーム!

中央が剣山、
右の霧がかかったのがジロウギュウ、
左に下って最後の峰が一ノ森。
だと思うのですが...
うだつ
以下、おまけ!

剣山からの帰途、
美馬市脇町の「うだつの町並み」を見てきました。

「うだつ」とは、
二階に張り出した防火壁の事で、
江戸時代でこそ防火壁そのものでしたが、
明治に入ると裕福な家の象徴として、
この「うだつ」を飾って上げた事から、
「うだつが上がらぬ」と言うことわざ(慣用句)
が出来た様です。
うだつ
こちらは、ここで最も古い(300年以上前)建物です。
(全て修復はしてありますが...)

うだつの町並みをもっと見る。
丸亀城
そして、丸亀市の「丸亀城」に寄りました。

高さ日本一の石垣です。
丸亀城
天守閣は、現存十二天守の1つです。

丸亀城をもっと見る。
初日の行場(胎内くぐり)は、雨の跡か朝露か、岩が濡れていて、入口への急降と、
くぐる際に登りになっているので、岩がつるつる滑ってちょっと大変でした。
(横幅は狭いですが、縦方向には余裕があり、圧迫感は無いので、閉所恐怖症の人でも大丈夫!)

お鎖は、取り付き時の横幅がちょっと狭いですが、輪っかに足先が入るので然程苦労は無かったです。

下山は終始雨の中をもくもくと歩きましたが、下山直後には殆ど雨が止み、北側には青空も...
車で北上中完全に快晴に、吉野川まで出てくればカンカン照り...

その後、
脇町で「うだつの町並み」を散策、丸亀市で「丸亀城」を探訪しましたが、ずっと汗だくでした。 (´_`;)


前回(2009.8.22)の剣山登山はコチラ!




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 参考資料: 山と溪谷社「伯耆大山・石鎚山・剣山」