sack1  剣山つるぎさん 1954.7m、一ノ森いちのもり 1879.6m
場所徳島県三好市東祖谷菅生 御来光
↑御来光 ↓ジロウギュウ 朝のジロウギュウ
登山日/天気2009年8月22日(土) 曇り 後 霧 一時 小雨(一ノ森で一時晴れ
メンバー単独
マップルート図 見ノ越登山口→御神水→山頂(宿泊)→刀掛の松→登山口
 
 登山口 →西島駅 :42分
 西島駅 →山頂  :56分(比高560m)
 
 ヒュッテ→一ノ森 :30分
 一ノ森 →ヒュッテ:35分(累積比高約150m)
 
 ヒュッテ→登山口 :40分


2011年9月の剣山登山の様子はコチラ!


朝5時半頃、広島発。広島東ICから乗り、美馬IC(徳島県)で降りる。(約3時間半)
国道438号線を南下、(ちょっと飛ばして、バスに邪魔され)50分で見ノ越の駐車場(無料)に到着。
ここから登山口まで歩いて数分。

予定では剣山山頂からジロウギュウと一ノ森を往復し、剣山頂上ヒュッテで宿泊し、
夕日と朝日を見て下山するはずでしたが...

登山口
登山口。
剣神社
階段を登りきると剣神社。
剣神社
剣神社右手から山道に入る。
剣山
途中、リフトの下をくぐる。
比高300m分(西島駅まで)をリフトで上がれます。
剣山
その先で分岐。
右が遊歩道で、迂回して楽に上がれるが、
西島駅まで最短の左の道を行きます。
剣山
登山道の石段でしょうか?
西島神社への参道の石段でしょうか?
西島神社
左の石段を登って西島駅に向かう。
行きでは気が付かなかったが、
奥に西島神社が見え、
左の大岩の上で展望が得られる様です。
西島神社
その大岩の横を登って行きます。
西島駅までもうすぐ...
ヒュッテ
展望が開けて山頂やヒュッテが見える。
西島神社
振り返ると先ほどの西島神社の大岩が...
西島駅
西島駅到着!
西島駅
そこにある案内板。
西島駅
北西の展望。

右が丸笹山で、山腹を今通ってきた道路(上)と、
名頃(三嶺登山口)に向かう道路(下)が見える。
西島駅
西島駅出発!
奥は山頂です。

ここからは3ルートある。
①リフト乗り場横から尾根に取り付き、
 刀掛の松経由のルート。
②正面から大剣神社経由のルート。
③正面右の平らな道から御神水を経由し、
 大剣神社に出るルート。

御神水目指して③を採ります。
トリカブト
トリカブト。
結構あちこちに群生してます。
剣山
倒木の下をくぐって...
剣山
奇岩の横を通過し...
剣山
分岐。

直進は山頂を巻いて、
ジロウギュウへの縦走ルートに出る。
左が御神水です。
剣山御神水
剣山御神水。
剣山御神水
説明板。
剣山
今から咲くようですが、何の花でしょうか?
シコクフウロ
シコクフウロ。
大剣岩
御神水の背後にある大剣岩(御塔石)を仰ぎ見る。
大剣神社
大剣神社。
後ろは大剣岩。
タカネオトギリ
タカネオトギリ。
大剣岩
奇岩(左)と大剣岩(右)。

背後はジロウギュウですが、
いつの間にか霧がかかっています。
アザミ
トゲアザミ。
四国だけに咲く、固有種です。
アザミ
こちらは開花前。
西島駅
振り返って、中央に西島駅。
頂上ヒュッテ
仰ぎ見ると頂上ヒュッテ。
こちらは別館「雲海荘」の様です。
剣山
山頂方面。

谷から霧が上がってきています。
嫌な予感が...(^_^!)
剣山
鳥居の先は頂上ヒュッテ。
刀掛の松経由の道が合流して来ます。
平家の馬場
ヒュッテ横の階段を登ると平家の馬場。
そこの案内板。

山頂までまだまだに見えますが、
比高15m、5分程度です。
宝蔵石神社
振り返って宝蔵石神社裏の大岩と祠が見える。
宝蔵石ってこの大岩の事?
平家の馬場
旧剣山観測所。

奥200m先が山頂の様ですが、
霧でほとんど見えない...
平家の馬場
旧観測所から左右どちらを採ってもいいが、
左側を行く。

植物の保護のため、木道が設けられています。
平家の馬場
山頂到着!

ここが三角点ですが、
平家の馬場(山頂付近)にも多くの人がいます。
リフトもあって気軽に登れるので、
観光者たちで賑わってます。
剣山
とりあえず記念の1枚!
剣山
三角点は、土砂の流出で標高が下がるのを防ぐ為、
石で保護されてます。
剣山
全面霧ですが、
一ノ森方面は二ノ森辺りまで見える。
ジロウギュウ
ジロウギュウ方面もずっと霧だが、
一瞬霧が晴れて、
ジロウギュウ峠辺りまで見えた。
ここで12時過ぎ。
山頂で昼食を採って、ヒュッテに移動します。

頂上ヒュッテ
剣山頂上ヒュッテ入口。
今日はここに泊まりです。

人形が...
何度見ても一瞬本物(人)に見えます。
この地方の名物の案山子だとか...
頂上ヒュッテ
中は食堂と土産物売り場に...
頂上ヒュッテ
その奥は座敷になっていて自由に休憩出来ます。
霧がどんどん深まり、そのうち雨も降り出し、晴れるのを願いながら、座敷で休憩します。
しかし、8月とは思えないくらい寒い...

2時間余り経過...

雨が上がったので平家の馬場に出てみる。
ジロウギュウ方面は相変わらずだが、一ノ森方面の視界が幾分ひらけた。

剣山
「よしっ!行ってみよう!」

手ぶらで散策(ピストン)です。
一ノ森
霧の中を歩く...
一ノ森
最初の小ピークの樹林帯を抜けると、
二ノ森が見えてくる。
一ノ森
南の谷筋方面。
こちらは比較的(霧が)晴れています。
二の森神社
剣山本宮奥まいり。
第7番、二の森神社。
二ノ森
二ノ森。
二ノ森
ジメジメしてて苔がこんな感じ。
クロヅル
クロヅル。
花は終わりかけで、赤いのは実の様です。
一ノ森
二ノ森の樹林帯を抜けると、
山頂が見えてくる。
殉難碑
鞍部の分岐にある殉難碑。

山を愛し
気象観測を愛し
こよなく
妻子を愛せし
男ここに眠る
コモノギク
コモノギク。
剣山
山頂(一ノ森)付近から剣山を振り返る。
平家の馬場は霧の中。

しかし、ここは完全に晴れています。
日差しが暑い...
一ノ森
山頂(一ノ森)到着。
三角点は南に150m。
一ノ森
コリトリ方面への尾根道です。
ヒュッテ
一ノ森ヒュッテ。
剣山
平家の馬場が一瞬顔を見せました。
左はジロウギュウ。
一ノ森
三角点。
剣山
三角点付近から、白骨林越しに剣山。
白骨林
谷筋に突き出た岩の上に立つ。
白骨林の群れが...
白骨林
ズーム!
キツリフネ
キツリフネ(黄釣舟)。
一ノ森
コリトリ方面への尾根道から山頂を見る。
さっきまで晴れてたのに、もう霧が...
白骨林
見事な白骨林。
一ノ森
ヒュッテ横にある剣山本宮奥まいりの神社。

これから折り返しです。
ナンゴクミネカエデ
ナンゴクミネカエデ。
一ノ森
何の葉でしょう?
タデ科の植物に、これに似た葉が多い様です。
一ノ森
二ノ森を抜けたら、平家の馬場への登り返しと
勝手に勘違いしてたら、もう1つ峰が...
ちょとテンション↓↓↓
一ノ森
平家の馬場近くの樹林帯に入ると...
幻想的です。
一ノ森
平家の馬場を見上げる。
時折、霧が薄れて太陽が...
一ノ森
何か鳥だ!
ヒュッテに帰ってきました。
一ノ森では、山頂前後で快晴になり、ちょうどよかったです。暑かったけど...

受付をして、部屋に移動します。

頂上ヒュッテ
本日の宿部屋。
4人の相部屋です。
結局この日は日没後まで霧が晴れず、夕景は見れませんでした。(T_T)

先日、城跡探訪記の方で100城突破とか書きましたが、
同相部で同郷(広島市)のOさんは、なんと広島県内で1,000城は廻られているとか。
しかも、私は「城跡を見に行く」レベルですが、Oさんは「調査」レベルで、県からも仕事を依頼される程です。
県の調査報告書の郭図も、多くはOさんが書かれたものだとか...
他県の城跡も色々調査されている様です。

他にも63歳の某さん(名前は聞いてない)、
日本百名山を60山も登られ、世界58ヶ国を股にかけ、
四国八十八箇所(1,200km)を15日かけてママチャリで廻られたと言う方も...
一緒にお風呂に入って色々話しを聞かせていただきました。

 ・
 ・
 ・

で、翌朝...

御来光
ヒュッテの窓から、日の出時刻2分前。

Oさんは日の出を待たずに、
15分くらい前に三嶺に向けて縦走に出られました。
御来光
日の出時刻1分過ぎ。
まだ朝日は顔を出しません。
御来光
更に5分経過。

やっと朝日が...
御来光
ズーム!
御来光
ヒュッテから東展望台へ移動します。
宿泊者、ほぼ全員集合でしょうか?

皆さん雨具などの防寒着姿の様ですが、
私だけ半袖です。(一応雨具はあるが...)

体感温度10度くらいか? 寒い...
御来光
ズーム!
御来光
更に昇る...
朝の景色
三角点の方に移動して西の展望。

左がジロウギュウ、中央の鋭鋒が白髪山、
右端の霧が冠雪の様に見えるのが三嶺。
朝の景色
左端が三嶺、右がサガリハゲ山、矢筈山。
朝の景色
ジロウギュウの霧がだんだん晴れてきた。
朝の景色
南の展望。

奥の稜線の向こうは太平洋ですが、
この霞みで、見えるはずも無く...
朝の景色
三嶺をズーム!

右下の方が登山口の名頃です。

三嶺の右奥が石鎚連峰との事ですが、
どれが石鎚山でしょうか?
朝の景色
北西の展望。

サガリハゲ山、矢筈山。
右端の下がった所にある小さな鋭鋒が
津志獄でしょうか?
朝の景色
ジロウギュウが完全に晴れた。

何人かここの縦走に出て行きましたが、
皆さん三嶺でしょうか?

Oさんは今頃ジロウギュウを越えて、
右の稜線を下っている頃かな...
朝の景色
山頂から一ノ森方面。
朝の景色
東展望台に戻って一ノ森方面。
朝の景色
その左側をズーム!
朝の景色
幻想的です。

オレンジ色の帯は、
温度差による空気の層が焼けているのかな?
朝の景色
もう1枚!
剣山
部屋に戻ってすぐに準備し、下山開始!

右下の道を採り、刀掛の松経由で下ります。
白骨林
白骨林を見ながら...

...?!
ゆっくり休んだはずなのに、何か足が重い...
この後、三嶺に登るのに大丈夫かな?
刀掛の松
刀掛の松。

案内板はありますが、
由来などは書かれていません。
剣山
剣山山頂とヒュッテを振り返る。
「さよーならー」
剣山
西島駅まで下りて来た。
剣山
そして、剣神社まで下りて来た。
この階段を下れば終了です。

階段の段差や幅が不均一なのは、
リズムに乗り過ぎての転落防止の為でしょうか。
予定では剣山山頂からジロウギュウと一ノ森を往復し、夕日と朝日を見て下山する予定でしたが、
霧のため、ジロウギュウ往復と夕日は実現しませんでした。
しかし、朝日や朝の景色は絶景で、同宿者の方達との交流も貴重な体験となりました。(^_^)/

また、Oさんの話しになりますが、登山、山城跡と趣味も合い、同郷で同じスバル党で、
2人とも翌日三嶺(Oさんは縦走で、私は下山→車移動→登り返しですが...)を目指すなど、
話は尽きませんでした。
三嶺山頂では「時間が合わず会えないかね」と言っていましたが、さてそれは後ほど...


2011年9月の剣山登山の様子はコチラ!




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 参考資料: 山と溪谷社「伯耆大山・石鎚山・剣山」