1日目は上高地から涸沢カールへ、2日目は涸沢カールから北穂をピストン、3日目に上高地へ戻って来ます。
今回は2日目のレポ!
|
|
朝5時半頃にテントから這い出してみる。
普通に明るくなってきて
モルゲンロートの気配は無い。
|
|
んっ!
ちょっと赤く焼けてきたかな...
|
|
来た~!
正面は涸沢岳。
|
|
こちらは奥穂方面。
|
ここより上の段の方が展望がいいので急いで移動。
上の段まで歩いて2~3分、普段なら平地と変わらないくらいの軽い上りが膝(腿)にピキピキくる!
昨日の苦行で心が折れかけたが、「北穂を諦めて1日中涸沢散策?」などと頭を過ぎる。
しかし、まずはモルゲンの好展望を求めて、急げ! =3 =3 =3
|
|
上の段に大岩があり、
そこに三脚カメラ組みが集まっている。
その隙間から...
どうもこの大岩は「ひるね岩」と言うらしい。
|
吊尾根~奥穂~涸沢岳~北穂のパノラマ!
|
|
雪田越しに...
|
|
徐々に黄色味を帯びてくる。
|
|
振り返る。
|
|
穂高岳山荘辺りをズーム!
日の出がいい感じなんだろ~な~
|
|
もうモルゲンロートとは言えない。
が、まだここを離れ難い!
|
|
刻一刻と表情を変える。
|
|
皆テントの外に出て眺めてます。
|
|
上の方は霧のせいか、雲のせいか...
|
|
光の塊が涸沢小屋まで降りてきた。
|
|
ズーム!
|
|
...
|
|
そろそろテントに戻るかな...
|
|
マイテントに戻った頃には、霧でどんより...
|
テントに戻ったのが6時過ぎ。
寒いし、膝(腿)の筋肉疲労は年のせいか昨日から全く回復してない...
とりあげず、もう一度シュラフに潜ろう。(軟弱者っ!)
周りから撤収作業の音が聞こえる。
そうこうしていると、雨音が... ガーン! 更に折れかけた心に追い討ちが...
撤収作業の人達大丈夫かな~ などと考えてる内にうとうと...z z Z
目が覚めた、8時過ぎだ! 外を確認。晴れてる!
どんなに疲れていてもゆっくり登れば何とかなるだろう。時間も丸一日ある事だし...
北穂にGo!
|
|
テントの中。
緑のはフライ。本体はメッシュになってます。
完全に夏仕様だ!
|
|
外に出て、北穂(中央右奥)を仰ぎ、スタート!
|
|
まずは涸沢小屋を目指します。
|
涸沢小屋でトイレを済まそうと...
涸沢ヒュッテでは、テントの人は無料と書いてあったが、こちらには書いてない。
仕方ないので100円投入! 本当はどうだったのかな?
|
|
涸沢小屋のテラスから...
|
|
さあ、出発!
|
|
すぐ先で振り返る。
左下の方にマイテントが見える。
|
|
ズーム!
|
|
雲が多くなかなか晴れたカールが見れない。
|
|
涸沢小屋から40分、ここまで登ってきた。
開始時点から疲労困憊だが、まだ先は長い...
|
|
ここのコースはほぼ急登ばかりだ!
|
|
...
|
|
...
|
|
また振り返る。
んっ!
|
|
上記中央をズーム!
いい感じだ!
|
|
あれが南稜の先端かな?
|
|
右手の尾根。
|
|
どれが山頂かな~?
後で確認したら、左奥の峰がその様です。
|
|
また振り返る。
やっと半分くらいかな...
|
|
鎖場だ!
|
|
そして、ハシゴだ!
|
|
ハシゴを上って南稜先端から見下ろす。
すばらしい眺めだが、今イチ陽が陰ってる...
|
|
稜線付近は霧が湧いたり晴れたりしてる。
|
|
次に目指すは南稜テラス。
|
|
右を向いて、常念岳~蝶ヶ岳の稜線。
|
|
涸沢ヒュッテの背後、
北尾根の基部の紅葉がいい感じです。
|
|
ザイテングラート(中央)へ向けての
登山道が確認出来ます。
|
|
穂高岳山荘の屋根が見えて来ました。(ズーム)
|
|
また霧が...
西側から這い上がってきてる様です。
|
|
あれを登れば南稜テラスかな?
そこまで行けば山頂は目前のはず...
|
|
牛歩戦術でやっとここまで登ってきた。(´_`;)
|
|
手前の尾根の左端が「ゴジラの背中」だとか...
|
|
また鎖場です。
|
|
鎖を上って見下ろす。
|
|
まだ急登だ!
あれが南稜テラスか、いつまでも着かない。
|
|
ヘリが飛んできてヒュッテの隣に着陸。
|
|
やっと南稜テラスか!
南峰(左)、山頂(右)が見えてきた。
|
|
燕岳~大天井岳~常念岳の稜線を一望!
ゴジラの背中も見下ろす感じになってきた。
|
一昨年から7月のコマクサの時期(3連休)に上記縦走を計画していたが、昨年も今年も天候不順で断念!
来年こそは...
その前に体力増強しなければ!
今回の様な体たらくでは... (´_`;)
|
|
ゴジラの背中左の稜線に人が...
あそこにもコースがあるのか?
|
|
燕岳をズーム!
あの白砂の稜線を歩きたい...
|
|
ここで白状します!
本当はこの稜線を通って、
涸沢岳、奥穂高岳と縦走を目論んでました。
今考えればとんでもない!
|
|
穂高岳山荘のテラスが見える所まで来ました。
|
|
涸沢岳、北穂高岳の分岐だ!
|
|
分岐辺りから振り返る。
北尾根~前穂~吊尾根~奥穂の稜線。
|
|
南峰を巻きながら少し下って、
最後のワンピッチ!
|
|
南峰と山頂の鞍部から北穂沢を見下ろす。
|
|
もうすぐそこ...
|
|
山頂到着!
標準時間3時間のところ、
3時間半も掛かってしまった...(^^;)
|
|
松濤岩、南峰なめの奥穂(左奥)。
|
|
滝谷(西側)方面は霧の中。
|
|
とりあえず、記念の1枚!
左奥が槍方面だがまっ白だ。
|
|
涸沢カールを見下ろして、小屋に向かう。
|
|
途中の岩場にヤマハハコ。
|
|
北穂高小屋。
営業の山小屋としては、
富士山を除くと最高所になります。
|
|
昼過ぎなのでさっそくカレーを注文。
800円也。山小屋としは良心的な値段なのかな?
|
|
食後はやっぱり...
|
|
これ!
400円也。
食事は小屋の中で注文、
コーヒーは外の売店で注文します。
|
|
左(西側)から霧が流れてきて、
常念岳辺りが見え隠れしてます。
ここまで来たら何としても槍を拝んで帰りたい。
(-人-)
|
|
大キレット東の谷を見下ろす。
|
|
上記中央をズーム!
これが北穂池かな...
|
|
常念岳~蝶ヶ岳の稜線。
蝶ヶ岳の手前が屏風ノ頭、
その左が昨日通って来た横尾谷です。
|
|
西側はずっと霧だが、時折晴れる。
小屋から西側の谷を見下ろす。
|
|
視線を上げると、笠ヶ岳。
|
|
やっと大キレットが見えた。
しかし、南岳、槍ヶ岳はまだ...
|
|
更に霧が晴れてきた。
|
|
常念小屋をズーム!
|
|
んっ! 大キレットを上って来る人が...
後で、黄色の二人組みが北穂に到着するが、
若い女の子達だった。(^^;)
|
|
槍が見えるまでもう少し!
|
|
ヒュッテ大槍までは見えた!(ズーム)
|
|
大キレットをここから見る限り、
この辺りが一番の難所の様です。
|
|
北西を望むと、双六岳、黒部五郎岳も見えた。
|
|
後は槍の穂先だけ...
|
|
見えるか...
|
|
見えた~! ヽ(*´▽`)/
登頂から1時間半以上掛かった。(^^;)
|
|
ズーム!
|
|
更にズーム!
|
パノラマで...
|
|
そして、数分後にはまた見えなくなる。
|
もう一度と思ったが、すぐにはダメそうだったので、諦めて下山する事にする。
既に14時過ぎです。
|
|
テラスの端から涸沢カールを見下ろし、
一旦山頂へ...
昨日涸沢カールに到着時にももそうだったが、
14時を過ぎると、カール内は稜線の影になる。
|
|
イワヒバリが...
|
|
ここにも。
|
|
...
|
|
さあ、下山開始です。
下りは得意ですが、この足ではどうかな?
|
|
まずは南峰との鞍部に向けて下って行きます。
|
|
右側(西側)から霧が勢いよく噴出してます。
この尖ったのが松濤岩かな?
|
|
鞍部から見下ろす。
|
|
南稜テラスはテント場になっている様です。
|
|
ここは右の鎖を頼りに
左に気を付けながら進みます。
|
|
鎖場を下る。
|
|
萎れかけてるが、
何とか踏ん張ってるチシマギキョウ。
|
|
下山開始40分後、ここまで下りて来た。
|
|
ハシゴを下る。
|
|
どこがルートとも言えぬ岩場を下る。
|
|
更に40分後、ここまで下りて来た。
|
|
山頂を振り返る。
|
|
涸沢小屋到着!
何の心配も無かった。
1時間半強での下山でした。
これで、明日の撤収後の山行も問題ないかな...
|
|
涸沢小屋からテント場を見下ろす。
|
|
マイテント(中央)をズーム!
|
|
涸沢小屋を後にします。
|
|
テントに到着!
|
|
晩御飯はドライカレー(アルファ米)。
裏面の説明を見るとリゾットにも出来る様。
出来上がり量の多さに惹かれて
リゾットにしてみたが、失敗!
ドライカレーをただお湯で薄めた様な感じだ...
( ̄д ̄;)
|
|
本日のルートをテント場から確認。
左の涸沢小屋から右の沢へ。
右の紅葉の先から左に採り、
中央上の南稜先端を目指す。
次にその奥に隠れてる南峰基部を巻いて、
南稜右奥の鋭鋒が北穂山頂。
|
昨日と同じく18時には既にテント内は真っ暗。
温度計(腕時計)をチェックすると、1.5度!!! ( ̄□ ̄;)
それ以下には下がらなかった様だが寒い!
またも本日撮った写真を見ながら1日を振り返り、早々に消灯です。
しかし、なかなか寝付けず、19時過ぎにテント内から外を見てみると、一面星空!
|
|
テントから這い出して撮った写真がこれ!
|
明日もモルゲンロートを見るぞ~! と、再びシュラフに潜り込む。
しかし、昨日より確実に寒かった様で、途中で5~6回目が覚めた。 (´_`;)
次回レポに続く...
|