社員旅行で台湾の台北にやって来ました。
初日は、全員で九份、十分を観光し、2~3日目は自由行動、4日目は故宮博物院などを巡って帰国の予定です。
と言う事で、自由行動の二日間は単独で山登りに行って来ました。
自由行動1日目、
朝6時半から朝食なので、ちょうどくらいに食堂へ...
滞在の4日間は雨予報だったので、天気予報を聞くべくフロントに寄る。
「日本語、大丈夫です?」、3人のスタッフの内1人が「ちょっとだけ」と...
「今日の天気はどうですか?」、ちょっと調べて考え込んでる...
少し間があって「いいです」。『それだけかい!』心の中で突っ込んで、言葉では「ありがとうございました。」
朝食を済ませ、7時過ぎにはホテルを出発、徒歩で最寄のMRT駅へ向かう。
今日はロング縦走の予定だったので、途中セブンイレブンで昼食と大量の水分を買い込む。
(意気揚々として、まさか超短縮コースになるとは、この時はまだ...)
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7:40、MRT松江南京站(駅)に到着。
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駅でまず悠遊カード(デポジットタイプのプリペイドカード)を購入する。
事前情報では、
・初期で500元と200元のものがあり、内100元はデポジット。
・残が100元を切っても、デポジットを切り崩して使用可。←んっ!て思うが後で説明します。
・100元単位でチャージ可。
・チャージは駅やコンビニで可。(コンビニで出来るかは、うろ覚えだった。)
・MRT、バス、一部コンビニ(セブンは可)、一部船舶などで使用可。
・駅で解約可。その際、手数料が20元必要。
・MRT乗車料2割引、バス乗継料8元引(30分以内)。 etc...
しかし、駅の悠遊カード販売機で、100元での購入しか出来なかった。
その場でチャージすればよかったが、「デポジットを切り崩して使用可」を信じてそのまま改札へ...
通れた!
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ホームはこんな感じ...
今、列車が着いたので、これに乗り込みます。
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民權西路站で淡水線に乗り換え、劍潭站で降ります。
ここでも改札を無事通過出来たので、チャージは帰りに...と思ったのが命取り!
陽明山を目指し「紅5」のバスを探すべく駅舎を出ると、
バス停を探す間も無く目の前に「紅5」とあるバスが止まり扉が開く。
一瞬「えっ」と慌てるも、「紅5」を信じて乗り込む。車内の表示に「陽明山」とある。一安心...
さすが休日の陽明山。立ちっぱなしで30分、終点の陽明山バスターミナルに到着!
しかし、ここでトラブルが...
皆、悠遊カードをかざして「ピッ」と降りて行く。
私の番、「ブー」... 「×」マークが出てる。運転手が冷たい目で「No Money!」と... ( ̄□ ̄;)
仕方なく、硬貨で20元を払って「OK?」と聞くと、「OK」と帰ってきた。
台北では近距離ではだいだい15元、MRTとの乗継だったので7元のはずが、バスはお釣りが出ないとの事で...
察するに、MRTではデポジット切り崩しOKだが、他ではNG、と言う事だろう。
ちょっとテンション↓↓↓ (´_`;)
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湖山路一段手前でこの案内板。
んっ! 分かり難いと思ったら下が北だ!
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湖山路一段の下を潜り(横断歩道もある)、
バス停から5分で「人車分道歩道系統起點」。
ここを今回のスタート地点とします。
アーチを潜り、陽金公路下のトンネルを通り、
階段を上がると...
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ここに出て来ました。
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人車分道を行きます。
※人車分道とは、車道と平行していて、
車道と切り離された歩道の事です。
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この後、ビジターセンター(遊客中心)に...
カフェ?、トイレ、資料館などがありますが、資料館をちょっと覗いただけで通過!
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そして、ビジターセンターすぐ先に、
七星山苗圃登山口。
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地面は地図になっています。
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登山口から3分で分岐。
直進は人車分道の続き、右折して山道へ...
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山道と言っても、石段と石畳がひたすら続きます。
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冷水坑分岐。
ちょっと一休み。
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と言っても、ここまでに何度も休憩をしてます。体重増加、体力低下、高温多湿で... ( ̄д ̄;)
登山口から43分(スタート地点から63分)しか経っていませんが、既にグロッキー状態!
不摂生に加え、台北の気候を完全になめてた! 反省...
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七星公園分岐。直進!
ここにあった温度計は23度を指していたが、
湿度のせいか、汗が半端無い...
ここで時間的にも比高も半分くらいの様です。
(苗圃登山口から)
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この辺りから急登が続きます。
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急登中にまさかの足攣り! 右足を伸ばして倒れこむ様に座る。
登山中に足が攣ったは初めてです。下山後に攣った事はあるが...
水分はそこそこ摂っていたが、ミネラル不足か? 運動不足か?
そこに通り掛ったご婦人が気に掛けてくれる。
(黒っぽい服に日傘にサングラス。だった様な... 「ご婦人」と言う表現がピッタリ!)
放り出した私のザックの横から純水のペットボトルを取り出し、「飲め」とジェスチャーで...
帽子も取れと、これまたジェスチャーで...
そして「OK?」「OK?」としつこいくらい確認をして、先に進んで行った。
異国の地での親切は、普段以上に身に浸みる!
にしても、一見して日本人(外国人)て分かったのかな?
そういえば、コンビニで買い物をした時、レジで「ふくろ?」と日本語で聞かれ、
頷くと、1元とレジ打ちされた。『有料かい!』と心の中で突っ込んだ!
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ちょっと開ける。
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振り返ると展望が開ける。霞みが残念!
手前は紗帽山かな...
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アザミ。
どこにでもあるんだな~
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ヒヨドリバナ?とアサギマダラ。
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山頂が見えて来た。
目を凝らすと、人がいっぱい!
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前記から12分、山頂(七星山本峰)到着!
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上記、山頂碑の向こう側に休憩所が...
まずはそこに座り込んで、しばらく動けない... (´_`;)
『今日は、ロング縦走は無理だ!』
心が折れかけた事は過去に何度もあったが、今日は本当に折れた...
小油坑までは予定通りで、大屯山、面天山の縦走は諦め、陽金公路人車分道を通って、
ビジターセンター方面に戻る事にする。
気が付くと、全身に虫が集まって来ている。
全て外骨格(甲殻)の極小さな昆虫で、体にしがみ付いて来る感じだ!
テントウムシや、それより小さい黒いやつがほとんどで、たまに見たことも無いグロイやつも...
常に叩き落とし(しがみ付いてるので追い払うでは無い)続けないと、大変な事になる。
周りの皆もこれには辟易している様だ。
山頂直前まで何ともなかったのに、山頂に着いたら急に... 何故だ?
一息ついた所で、展望を見て廻る。
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七星山東峰(南東側)方面。
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小観音山(北西側)方面。
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大屯山(西側)方面。
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七星山南峰(南西側)方面。
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東峰と南峰の間を少しズーム!
幽かに町並みが見えます。
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大屯山方面の展望図。
晴れていれば、観音山や淡水河が見える様です。
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ザックの上に何かいる...
こんなのも結構飛んで来ます。
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一等衛星控制點。
日本で言う、三角点の事でしょうか?
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そろそろ山頂記念写真を撮ろうと、山頂碑周辺でシャッターを押してくれる人を探してると...
シャッターを頼む女性と、頼まれている女性が会話してる。中国語と日本語だ!
頼む方は構図を指定している様だが、なかなか通じていないようだ。が、最後は通じたか台湾女性は納得の様子。
と、ここで日本人女性に声を掛けてみる。大阪から来られたそうだ。
一人旅で、台湾は3度目だとか...
中国語に対して日本語で押し通す勇気、見習いたいものだ。
しばらく話しをして、一緒に記念撮影をお願いする。
地元民らしい女の子にシャッターを頼む。「シャッター プリーズ」我ながらなんて稚拙な英語だ!
しかし、言葉が通じたのか? 態度で分かったのか? すんなりといった。
「さん、にい、いち」パシャ! 日本語だ!
「日本語、出来るんですか?」「ちょっと」と会話して「ありがとうございます」と日本語でお礼...
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これがその写真!
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この後、山頂碑近くにいたら、無愛想なおじさんが無言で、
『シャッターを押せ』とばかりに、カメラを差し出してくる。
近くで見ていたのか、先ほどの女の子が間に入ってシャッター役を替わってくれた。
言葉が通じないのを案じ、気を使ってくれた様だ。ありがたい! いい子だ...
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さあ、小油坑に向けて下山開始!
南峰の右をかすめて小油坑への道が続いてます。
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こちら側の道も結構急降続きです。
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下山開始8分で振り返る。
山頂はもうあんな所に...
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展望台があるので寄ってみます。
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犬が...
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大屯山方面。
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その左に幽かに町並みが見えます。
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天気が良ければこんな感じ...
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小観音山方面。
手前に変わった形の山が...
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大屯火山群的演化歴程。
250萬年前→80萬年前→70萬年前→現在
となってます。
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硫黄の臭いがして来ました。
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小油坑が近くなって来ると、
こんな所が各所に見られます。
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また展望台です。休憩します。
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振り返る。
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先ほどの展望台が見えます。(ズーム)
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今から下る方向。
小油坑の駐車場が見えます。
右から霧が襲ってきます。
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平静卻激烈的 後火山活動。
(漢字の)意味が分かんない...
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あちこちから硫黄が噴出しています。
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小油坑の駐車場に到着!
霧が...
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地面からグツグツグツ...
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これは湯気かな?霧かな?
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中央の穴からすごい音をたてて
蒸気が噴き出してます。
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小油坑遊客服務站にある模型。
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小油坑にある案内板。
予定に無かった、下りの陽金公路人車分道は
これを頼りにする事になります。
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トイレ横のこの道から下って行きます。
服務站下の休憩所?の方からと2路ある様です。
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この道は終止ササに覆われた道です。
ここは直進!
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小観音停車場到着!
左手に東屋があるので昼食休憩にします。
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セブンイレブン調達の昼食です。
○御飯団 明太子鮭魚 日本直輸明太子
○御飯団 鮪魚
※「団」は本当は米偏に団(PCでは出なかった)
○新・感・覚 雞蛋沙拉(EGG SALAD)
○菠蘿麵包(Melon Bread)
御飯団はおにぎりって意味でしょう。
雞蛋沙拉は玉子サラダって事でしょうが、
直訳すると鶏の卵を細かく砕いた みたいな...
菠蘿はパイナップルで、麵包はパンの様です。
パイナップルパン? Melon Breadってあるが...
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○泰山 純水 帶你 遊山玩水 沖繩 來回機票 等你油
○京都風茶花 日式頂級【創新茶感】緑茶
抹茶入り茶花 無糖 味が濃い
純水の方は何か沖縄が関係してるらしい。
お茶の方は日本語と中国語がごちゃまぜです。
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停車場(駐車場)の西端から
陽金公路人車分道を通って下山です。
「遊客中心 4.3km」とある。
ちなみに、
遊客中心はビジターセンター、
服務站はサービスステーションの事です。
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いきなり霧で薄暗い中を下って行きます。
周りはセミの大合唱!
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5分で一旦駐車場に出ます。
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傍らに見た事のない花...
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駐車場では霧で視界が利かず、どっちに行っていいか分からない。
グルッと廻ってどこにも道(人車分道)が無いので、一旦陽金公路に出る事に...
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陽金公路。(前方が下り)
左が今出て来た駐車場、
右下が人車分道の続きです。
何度か車道を横断する事になるが、
いつまでも車両の右側通行に慣れず、
都度、どちらの車線でどちらから来るのか迷う。
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この辺りはいい道です
今回のコースは、
全て国家管理の道なので、
必ず石段や石畳で整備してあります。
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沢が硫黄で白くなっています。
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トンボ。
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地面にプレート。
内政部營建署陽明山國家公園管理處
YANGMINGSHAN N.P.(National Park)
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これも見た事のない花です。
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高架が見えて来ました。
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高架を潜って奥の橋を渡ります。(右は川)
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そして、Uターンする様に高架を潜り返すのが正解だった様ですが、
橋を渡って目の前に駐車場に上がる階段があったので、疑う事無く上がってしまいました。
そしてどこにも人車分道が無い!
仕方なく車道を歩きます。
観光地なので、車、バス、バイクが結構行き交い、向こうもこんな所を人が歩いていると思ってないでしょう。
ちょっと怖い!
そして3分くらい歩いたか...
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ここで人車分道からの道が右から上がって来て、
左へ渡って続いて行く様です。
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この人車分道はあまり歩かれていないのか、
苔むしていて、滑って何度もこけそうになる。
なので、
サイドにスペースがあれば土の上を歩きます。
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いくつか分岐を見ますが、どこに行くのでしょう?
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車道は終始下りでしょうが、
人車分道は細かなアップダウンがあります。
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これも見ない花です。
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人里に...
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これを渡って、奥に人車分道の続きが見えます。
その前に、右の壁の向こうの展望台に寄ります。
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ん~、晴れていればいい景色なのでしょうが...
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ちょっとズーム!
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これは見た事がある様な...
気のせいかな?
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T字路。
ここは一旦右奥に車道を渡ります。
左は陽金公路です。
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そして陽金公路を左に渡り、
少し上る様に人車分道に再突入!
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ここら辺りは苔が少ないですが、注意は禁物!
先ほど苔の少ない所で油断してコケた...(^^;)
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この辺りで雨がポツポツと...
段々と雨脚が強くなって来たので、とうとう傘をさしますが、カッパを着るまでもない様です。
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朝通った、登山口から3分の所の分岐。
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苗圃登山口到着!
後20分くらいは歩きます。
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ビジターセンター裏でリス発見!
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最後に陽金公路の下のトンネルを潜って、
人車分道の終点!
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帰りはまずバスだが、硬貨が50元しかない。このままだと35元余分に払うことに...
バスターミナルから1つ先のバス停(徒歩5分)の前にコンビニがあったのでそこまで歩く。
何か買ってお釣りで15元(バス代)を用意してもいいが、確かコンビニでも悠遊カードのチャージが出来た様な...
「ようようかー チャージ OK?」やっぱり稚拙な英語で聞いてみる。(店員)「OK!」。通じたようだ!
(悠遊カードの事は、台湾では悠遊卡(ようようかー)、英語ではEasy Cardと言う。らしい。)
次に500元札で300元チャージしたかったので、指を3本立てて「スリー ハンドレット」。これも通じた!
言葉でなく指3本が通じたのかな?
※コンビニでのチャージは20元の手数料が取られ、300元で280元分しかチャージされない様だ。
そんなこんなで、コンビニを出て、バス停の前で待つ。
1分くらい待ったか、んっ! ... 違う! こっちじゃない!
また右側通行のマジックにかかったか、反対車線で待っていた。急いで向かいのバス停へ移動...
すぐにバスが来た。もう1分気が付かなかったら乗り過ごしてた...(^^;)
バスターミナルの次で乗ったにもかかわらず、既に席に着けず、途中でもどんどん乗って来て、
どこぞのバス停ではバスを見送る人も...
気が付いたら外は大雨。これが噂に聞く台北のスコールかあ!
傘をさして歩いている人が気の毒なくらい... だが、こっちの人は当然の事なんだろうなあ。
劍潭に着き、朝の事もあるのでちょっと緊張しながらも悠遊カードで「ピッ」、通れた! 当然か...(^^;)
そのまま10mほどスコールの中を走って駅舎へ...
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ホームでMRTを待っている最中...
これ以上無いだろうくらいの土砂降りです。
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淡水線は高架ですが、民權西路站で乗り換えると地下に潜り込みます。
松江南京站で降り、外に出るとスコールはどこへやら、小雨に...
17時前にはホテルに着き、シャワーを浴びて、やっと一息つく...
その後、最近登山にご無沙汰のHさんを誘って足裏マッサージへ行きます。
私の担当は日本語の達者なお兄ちゃんで、「痛い!」とか言ったら、
「痛い時、トーンね」とか、やたら中国語をレクチャーして来る。
「トーン」とか言ってみるが、しかし、痛い時は咄嗟に「痛い!」と言ってしまう。
終って、精算時に600元のはずが660元取られた。
もしかして出されたお茶はサービスでは無かったのか??? 未だに謎です。
台湾の足裏マッサージは日本のと比べてかなり緩めです。
石段(石畳)歩きで疲れた足の裏の痛みは取れなかった...
そして、部屋飲みをしようと言う事になって、集まったのが6人。
夜中1時半頃まで盛り上がって、明日も朝イチから山登りに出るので、解散...
明日は、観音山ビジターセンターから軽く硬漢嶺へ、八里に向けて降りて船で淡水へ渡り昼食。
帰りにもう一つ3~4時間の軽登山を入れてと欲張っていたのですが、
この時は、今日以上にバタバタするとは...
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