tree  曽場ヶ城山そばがじょうやま 606.8m
場所広島県東広島市八本松町飯田 各所で土石流跡に遭遇
各所で土石流跡に遭遇
登山日/天気2021年1月16日(土) 曇り雨晴れ
メンバーKNさん、よしだっち
ルート図 登山口→巡拝路(2~28番)→本丸⇔山頂→巡拝路(29~48番)→下山口
 
 登山口→本丸 :1時間1分(途中雨具装着)
 本丸 →山頂 :14分  (比高318m)
 
 山頂 →本丸 :13分
 本丸 →下山口:50分
 
  入山~下山 :3時間26分


先月の龍王山登山の折り、KNさんと約束をしていた曽場ヶ城山に登って来た。
曽場ヶ城山は9年と1ヶ月振りだが、2~3年前に石仏コースがあるのを、あるブログで見つけたのを思い出し、
今回、色々調べて登りも下りも八十八箇所石仏巡礼コースとした。
(実際は、登りが2~28番、下りが29~48番で、残りは里コースとなっています。)

-・-・-

朝9時に国道486号線沿いにある、一番石仏の前でKNさんと待ち合わせ。
ストイックなKNさんは、7km以上をランニングでやってきた様だ。(^^;)

釈迦如来
その一番石仏。釈迦如来。
西条バイパス
そこから歩いて登山口へ...

西条バイパスの延長工事中。
いつ瀬野川方面につながるんだろう???
登山口
のんびり歩いて13分で登山口に到着。
そのままスタート!
阿弥陀如来、釈迦如来、大日如来
すぐに二、三、四番石仏。
阿弥陀如来、釈迦如来、大日如来。
地蔵菩薩
五番、地蔵菩薩。

よく、
石仏の事を何でもカンでも「地蔵」って言うが、
地蔵って、この地蔵菩薩の事なんだよな~ (^^;)

参考にしたサイトでも、
全部「地蔵」って呼んでる...

(地蔵菩薩)
釈尊が入滅してから弥勒菩薩が成仏するまでの
無仏時代の衆生を救済することを釈迦から
委ねられたとされる。
※ウィキペディアより。
薬師如来
六番、薬師如来。
阿弥陀如来
七番、阿弥陀如来。
鉄策
土石流跡の谷筋に鉄策が...

この下流で砂防ダム工事をしている様なので、
それが完成するまでのダムを防御する為かな?
土石流跡
これは酷い! ( ̄□ ̄;)

どちらの谷筋かちょっと迷ったが、
右側に道が作ってあったので、そちらへ...
釈迦如来
その前に、上記左端に、
九番、釈迦如来。
千手観世音菩薩
十番、千手観世音菩薩。

参考サイトに、
再度登り直してまでも、
どうしても見つからなかった。とあったが、
普通にあった!
広い土石流跡の端っこの方だったが...
土石流跡
ここでもちょっと迷う...

左端と中央にリボンが見える。

右上にも登ってみたが、
その先にもリボンが見えた。

しかし、
中央のリボンの先の樹林帯に道があったので、
そちらに進んでみた。正解!
薬師如来
十一番、薬師如来。

神様もそう何人(柱?)もいない!
十一番で、既に4体も被っている。(^^;)
曽場ヶ城山
中央左の対岸にリボン、
中央直進最奥にもリボン。

とりあえず、進む!
曽場ヶ城山
上記直進に道がある様にも見えるが、
対岸(左)にロープが垂れていたので、
こちらに行ってみる。正解!

遠くから見ると、急登過ぎて、
正解ルートに見えなかった。(^^;)

結構あちこちにリボンがあって、
どっちか迷う事があるが、
今の所、正解ルートを進んでいる様だ。
身代り地蔵菩薩
十二番、身代り地蔵菩薩。
曽場ヶ城山
霧が出て来た...
十一面観世音菩薩
十三番、十一面観世音菩薩。
弥勒菩薩
十四番、弥勒菩薩。
薬師如来
十五番、薬師如来。
薬師如来
十七番、薬師如来。
薬師如来
十八番、薬師如来。

ここに来て、薬師如来 三連ちゃん。
と思ったら、十六番が無い! 見逃したか...
曽場ヶ城山
先ほどから、かなりの急登が続いてる...
地蔵菩薩
十九番、地蔵菩薩。
地蔵菩薩
ニ十番、地蔵菩薩。
虚空蔵菩薩
ニ十一番、虚空蔵菩薩。
薬師如来
ニ十ニ番、薬師如来。

薬師如来、6体目!
曽場ヶ城山
急登続きなので、時々ロープも現れる。
薬師如来
ニ十三番、薬師如来。
虚空蔵菩薩
ニ十四番、虚空蔵菩薩。
先ほどから霧により、遠方の視界は無かったが、ここに来て雨が...

本日の9時以降の天気予報は「晴れ」。
なので、雨雲では無く、霧が降らせてる雨で、強くはならないだろうと高を括っていたが、段々と強く...

この辺りは道が狭く、急登続きなので、稜線に出て合羽を着ようと我慢する事に...

地蔵菩薩
ニ十五番、地蔵菩薩。
薬師如来
ニ十六番、薬師如来。

薬師如来、8体目!
霊?
何だ! この写真?

上記の写真から2秒後。
霊的なもの? ( ̄□ ̄;)
十一面観世音菩薩
ニ十七番、十一面観世音菩薩。
大日如来
ここでやっと稜線に出た!

ニ十八番、大日如来。
矢竹のトンネル
あの矢竹のトンネルで、
雨を凌ぎながら合羽を着よう!
見た目通りには矢竹では雨は防げなかったが、合羽の上着とザックカバーは装着出来た。
KNさんも合羽は無かったが、傘を差した。

本丸
そこから、すぐ先で本丸(曽場ヶ城跡)到着!

しかし、霧と雨で展望はゼロだ。(´_`;)
本丸
と思ってたら、次第に雨も止み、
北側の展望も開けた。

せっかく合羽を着たのに...
本丸
南側(西条盆地方面)もこれだけ...
本丸
更に数分後、晴れ間も出て来た。

南側は相変わらず...
本丸
「山頂→」とある。
本丸南側のここから山頂を目指す。
曽場ヶ城山
しばらくはいい道。
急登
山頂近くは、急登に...
山頂
本丸から14分で、山頂到着!

まず合羽とザックカバーを外し、
木の枝に掛け、干す。
山頂プレート
山頂プレート。
曽場ヶ城山
奥に、水ヶ丸山や大山峠への案内がある。
山頂
北側の展望は、本丸より幾分狭い。
山頂
そして、南側の展望はほぼ無い。
落ち着いた所でコーヒータイム!

先週までの寒気も緩み、天気も晴れ、ポカポカのいい陽気で気持ちいい... (´o`)
しばらく、いい時間を過ごした。

-・-・-

下山間近、年配女性二人が登って来た。後から一人...

八本松駅方面(多分小学校横)から登って来て、水ヶ丸まで行き、瀬野川に下りるとか...
そこから歩いて戻ったら、どれくらい掛かるかと聞かれたが、歩いて帰れる距離では無いので、JRをお勧めした。

-・-・-

午前中登山のつもりだったが、結局、たっぷり53分ほどの滞在となった。
11時半、下山開始!

曽場ヶ城山
...
ここで、プチトラブル!

んっ! ちょっと道が荒れてる... こんな道は記憶に無いぞ!
しばらく周りを見渡して、うろうろしたが、やっぱり違う!

1分ほど戻ったら、分岐を見落としていた。(^^;)

間違えた道の方が直線的で、正しい方が右に逸れる感じだった。
これは、間違えるだろう... (´_`;)

曽場ヶ城山
樹林帯の中でも、
立ち止まって見上げると、気持ちいい...(^o^)
本丸
本丸下まで戻って来た。
さすが城跡だけあって、遥か見上げる様だ!

本丸南側(右)を通って来たが、
確か北側に石垣があったのを覚えていたので、
ここで左に行ってみる。
石垣
あった!
石垣
ん~、城跡マニアにはテンションあがる↑↑↑
本丸
メイン道に合流。
もう一度右の本丸に寄る事に...
西条盆地
西条盆地が、霞みは残るが大分晴れた!
西条盆地
上記からちょっと左。
曽場ヶ城山
山頂で記念写真を忘れたので、
ここでいつもの3連写!
曽場ヶ城山
もう一丁!
と思ったら、謎の巨大化! (^o^)w
仕掛けは、ジャンプしながら1歩前に出てる。
曽場ヶ城山
最後に、山頂側を振り返って、先に進む。
矢竹のトンネル
帰りも矢竹のトンネルを潜る。
二の丸
二の丸。
千手観世音菩薩
そこに、
ニ十九番、千手観世音菩薩。
阿弥陀如来
三十番、阿弥陀如来。
文殊菩薩
三十一番、文殊菩薩。
T字路
T字路に「←八本松八十八石仏」とある。
ここから稜線を外れる。
左へ...

右は、稜線沿いに進み、
戦没者供養塔、小学校登山口方面へ向かう。
十一面観世音菩薩
三十ニ番、十一面観世音菩薩。
薬師如来
三十三番、薬師如来。
薬師如来
三十四番、薬師如来。

薬師如来、10体目!
崩落地
右手がかなり崩落してる...
あの砂の壁面の高さほどが崩落した様。
薬師如来
三十五番、薬師如来。
派切不動明王
三十六番、波切不動明王。
阿弥陀如来
三十七番、阿弥陀如来。

参考サイトに、
三十七番が見つからなっかとあったが、
右手を見上げる様な位置にあり、
ちょっと分かり難い。
崩落跡
崩落跡の谷筋に出て来た。
崩落跡
しばらく、この側を歩く。
雪
雪が残ってる...
阿弥陀如来
三十九番、阿弥陀如来。

あれっ! 三十八番が無い!
後で調べたが、
上記崩落跡谷筋の対岸にあったとか...
ここで、荒れた谷筋の先の方にリボンが見える。
しかし、三十九番石仏の裏手(左岸)にロープが張ってあり、尾根に取り付くコースがある。

尾根コースは石仏コースから外れる様な気がしたが、道のしっかりしている尾根コースを採ってみる事に...

ロープ
踏み跡程度の道で、
各所でロープに導かれる。
赤テープ
途中、
直進に銀リボン、右に赤テープがあったが、
先ほどの谷筋に戻れるかもと、
踏み跡も怪しい右へ行ってみる。
薬師如来
あっ! 石仏があった。

四十番、薬師如来。
谷筋
「←巡拝路」。
ここで谷筋に出て、対岸へいざなわれる。
谷筋
上流を見上げる。

最奥中央ちょっと左に石仏が見える。
多分、先ほどの三十九番かな???
身代り地蔵菩薩
四十一番、身代り地蔵菩薩。
大日如来
四十二番、大日如来。
ケルン
ケルンなのか、巡拝関係のものなのか、
石積みがいっぱいある。
十一面観世音菩薩
四十四番、十一面観世音菩薩。

四十三番が無かったが、
これは、昭和20の台風での土石流で、
麓に流され、今は登山口近くに設置されている。
曽場ヶ城山
こんな道に出て来た。
不動明王
四十五番、不動明王。
土石流跡
ここで対岸にリボンが見えるので、渡る。
土石流跡
上流方向を見上げる。
薬師如来
四十六番、薬師如来。

薬師如来、13体目!
薬師如来率が高い!
曽場ヶ城山
この辺りから下山までは、いい道が続く。
阿弥陀如来
四十七番、阿弥陀如来。
十一面観世音菩薩
最後、
四十八番、十一面観世音菩薩。
曽場ヶ城山
ここを左に折れると、
下山口
程なく下山。
千手観世音菩薩
ここにあった。
四十三番、千手観世音菩薩。
サクラ
その隣にサクラが咲いてる。(^^)
曽場ヶ城山
色々ある。

・滝の谷馬頭神社
・四十三番がここにある由来
・菖蒲の前伝説
・八本松八十八石仏
・西日本豪雨について
etc...
滝の谷馬頭神社
滝の谷馬頭神社。
西日本豪雨の碑
上記から右を向いて、

忘れない
西日本豪雨
平成30年
2018.7.6

とある。
ミツマタ
ハチの巣の様な形をした花が...
調べたらミツマタだった。

過去に何度か見ているが、
春に見たので、もっと開いていて、
ハチの巣感は無かったので、気が付かなかった。
西条バイパス
西条バイパスを渡って、
スタート地点まで戻って、終了!
お疲れ様でした~
この後、おかし本舗に寄りたくて、マイカーにKNさんと同乗し、西条へ...
おかし本舗前でKNさんと別れたが、そこから1kmちょっと歩いて帰ったみたいだ。

登山の時は、マスクを持って行く習慣が無いので、ここで「しまった!」と後悔...
一応、タオルを首に巻いているので、これで咳エチケットは大丈夫だが、店内ではちょっと肩身が狭かった。(^^;)

レジでは、タオルで口を押え、「袋ください」と...

-・-・-

9年以上振りの曽場ヶ城山だったが、
過去と全く違うルートで、各所で判断を求められたりと、ちょっとサバイバルで面白かった! (^_^)

石仏巡りも、ただ登って下りるより、山行にアクセントがついてよかった!

-・-・-

今まで雨は避けてきたが、今回、久々に合羽を着る事になった。2014年の大船山~平治岳縦走以来だ。
どんなに晴天でも、常にザックの底に常備してた合羽が、6年半振りに役にたった。

今は、登山用でない普通の合羽(耐水圧、透湿性は謳ってある)だが、
いつも、ホームセンターやワークマンに寄ると、
登山にも最適な、耐水圧、透湿性、軽量が謳ってある、リーズナブルな合羽が目に付く。

長年、雨と無縁だったので、気になりながらもスルーしていたが、今度寄った時は、本気で考えてみようかな。







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 参考資料: 八本松八十八石仏(山コース)八本松石仏巡り(東広島まるごと体感マップ)