tree  台湾 硬漢嶺(観音山) 616m
場所台湾新北市五股区凌雲路・八里区八里渡船頭 淡水河から海まで一望
淡水河から海まで一望
渡船から観音山を望む
渡船から観音山を望む
登山日/天気2014年6月22日(日) 雲り 時々 晴れ
メンバー単独
マップルート図 登山口→鷹仔尖→硬漢嶺歩道→硬漢嶺(観音山)→牛寮埔歩道→八里渡船頭
 
 ◇観音里?登山口スタート
 →鷹仔尖    :52分   (ちょっと休憩)
 →硬漢嶺歩道合流:1時間14分
 →硬漢嶺下展望台:18分   (ちょっと休憩)
 →硬漢嶺(山頂) :05分   (25分滞在)
 
 →牛寮埔歩道終点:25分
 →八里渡船頭  :58分   (この後、船で淡水へ)
 
   【歩行計】  :3時間52分 ※多々途中休憩含む
   【全工程】  :4時間25分


社員旅行自由行動2日目、
早々に朝食を済ませ、7時半くらいにホテルを出て、昨日と同じくMRT松江南京站を目指す。

本日の予定はMRT蘆洲站まで行き、バスで観音山ビジターセンターへ。
そこから山頂までストリートビューで行けるくらいの軽い登山で、観音山系最高峰の硬漢嶺へ。
後は淡水河方面に下って、八里から船で淡水へ移動し、そこで昼食。
帰りに軍艦岩を巡る軽縦走を入れて行く予定だったのですが...

MRT
MRTの中はこんな感じ...

松江南京站では2路線が交互に来るので、
蘆洲站行きに乗る。
蘆洲站に着き、バス停で「橘20」のバスを待つ。
他にも何人か登山者が待っている。皆、観音山でしょうか。

なかなか来ない。30分待ってやっと来た。
ホテルを出る時間も予定より少し遅れたので、ここまでで予定より1時間近く押している。
それでもここまではよかったのですが...

バスは街中を抜け、山路に入って行く。
車内の電光掲示板に「観音山」の表示... バス停の名前かな?
この時点でちょっと気を抜いていた。気を張って冷静だったら問題なかったはずなのに...
バスが停まって、登山客が何人か降りて行く。ここか? 慌てて釣られて降りてしまう。
違う! 予習していたバス停の雰囲気じゃない。そう言えばバス停の名前も「観音山遊客中心」のはず...
(後でGoogleマップで調べると、ここは観音里バス停となってました。)

どうしよう! 次のバスを待つか? また30分待ち? ん~~ ...... 強行だっ!
先に下りた登山客3人パーティーが登山準備か、ゆっくりしてる。
あのパーティーについて行くしかない!
パーティーに先行してもらう為、普段はしない準備体操などをしながら待つ。
あっ! 行った! よし、続け!

バス停
右奥の隙間から一旦下の道へ降りる。
登山口
登山口。
観音山
最初は竹林を進みます。
観音山
何か仏教関係のものでしょうか?
手前は前掛けをした地蔵にも見えますが...
前のパーティーを抜かさないように、見え隠れする距離で、ストーカーの様に付いて行く。
時々追いつきそうになると、立ち止まって水分補給などしながら...

観音山
急登が続き出す。
急登が続き出すと、休憩が増え、前のパーティーに置いて行かれだす。

しかし、ずっとロープも張ってあり、まだ一本道で、他の登山者も見え始めたので、
後はその場の判断で大丈夫かな?

幸い方向感覚(山頂方向)はまだ大丈夫だ!

観音山
また何かある...
淡水河
木の間から展望が開ける。(ちょっとズーム)
淡水河と基隆河が合流する辺りかな?
この後、休憩所に到着!
何人か登山者が休憩してますが、例の3人パーティーが入れ替わる様に出て行きました。
予想外(予定外)の山道歩きと急登でかなり疲れてます。竹のベンチに座り込んで小休憩...

観音山
休憩所から西側の展望。
観音山
ズーム!
観音山
休憩所を出るといきなりの超急登!
観音山
少し緩やかになるとホッとする。
鷹仔尖
先ほどの休憩所から15分で、
東屋のあるピークに...
鷹仔尖
ここで初の案内板。
目指す「硬漢嶺 2100m」の標識も...
ここで休憩をした時に、ザックのサイドに指していたペットボトル(水)を落してしまった様です。
コンビニでお茶を1本補給するのも忘れていて、あと純水が600mlだけです。
持つかな?

「硬漢嶺」の標識の示す方向に石段と土の道があり、迷ったので、
他の登山者に身振り手振りで聞いたのですが、結局どちらも先で合流してた様です。

観音山
そしてすぐにまた分岐。
ここで初めて先ほどのピークが「鷹仔尖」と言う名前だと分かる。

「←硬漢嶺」「尖山→」とあるが、
この「硬漢嶺」は一旦凌雲襌寺まで下って、硬漢嶺歩道を一から登り返す為の標識ではないかと思われます。
逆に「尖山」方向に行けば、すぐ先でまた分岐があり、また「←硬漢嶺」「尖山→」となると思うのですが...
帰国後にいろいろ調べて、自身の中では上記の様な結論に至ったのですが、どうでしょうか?

しかし、ここは「←硬漢嶺」に従って、左へ...

観音山
大きな岩山が...
観音山
どんどん下って行きます。
また登り返す事を考えると気が重い...( ̄д ̄;)
観音山
ここで左に更に下って行きますが、
右に手書きの標識で「硬漢嶺→」とある。
またロープの道で、いきなり見上げる様な急登だが、
もう下りたくないので、ここは右へ...
観音山
ロープが無いとどうにもならない程の超急登です。
観音山
ここも...

ちょっと進んで止まっての繰り返しです。
手持ちの水分もどんどん減っていく...
観音山
ここで左に緩やかに下って行く道、
右に超急登の岩場、の分岐に出くわします。
右の木には「上 占山 →」と彫ってあります。
ここでザックを下ろし、座り込んで悩む...

「占山」と言っても、この時点では「尖山」の別名(別表記)だとは知るよしもない。

判断材料が無いので、とりあえず高い所に行けば展望が開け、情報が得られるかも...
と言う事で、右上の超急登へ...
幸いにもすぐにピークがあり、T字路で左右に道が分かれ、そのすぐ右手で展望が開ける。

観音山
この展望!
陽明山
ズーム!
背後の陽明山系は雲(霧)の中。
写真を撮り忘れましたが、上記展望の右手に、こんもりとしたピークがあり、
登山者がわらわらと下って来ているのが見えます。

だいたいの位置が分かったので、引き返すように先ほどのT字路に戻り、左側の道で下りに入ります。

観音山
すぐに左後方から道が合流してきます。

先ほど悩んだ分岐の、
左に下っていった道でしょうか?
観音山
今日イチの急登かも...
ロープが無ければ滑落の危険性もあります。
観音山
上記の途中で立ち止まって...
ロープを手放すと怖い!
観音山
ズーム!

今日も山頂では霧の可能性が高いので、
展望のある所ではチェックを忘れない。
凌雲寺
急登後、左手を見下ろす。

手前のオレンジ色の屋根が、
凌雲寺(凌雲襌寺ではない)の様です。
観音山
これを右に下って行きますが、
左に行くと建物があり、何か匂いが漂ってきます。
茶屋かな?
観音山
また下って行く...
観音山
やっと下りきってホッとする。
硬漢嶺歩道
ここで硬漢嶺歩道に合流します。
硬漢嶺歩道
「遊客中心 1200m」とあるが、
ここまで登山口から2時間10分、
1時間半くらいは余分に掛かった様です。
硬漢嶺
硬漢嶺を仰ぐ。
微妙に霧が掛かってる...
アジサイ
アジサイ。
案内板
案内板。
現在地が微妙に違う様ですが...
硬漢嶺歩道
硬漢嶺歩道はずっとこんな感じの道です。
観音様
沿道に観音様が...
何かよく分かりませんが...
基点
ここが山頂の基点になります。
この周辺に広場や東屋、展望台がいくつかあります。

右上が硬漢嶺ですが、
とりあえず、正面左奥の展望台へ向かいます。
展望台
霧が...
淡水河
幽かに淡水河が見えます。
淡水河
ズーム!
硬漢嶺
少し休憩して、硬漢嶺へ移動して来ました。
まずこの門を潜り...
硬漢嶺
硬漢嶺山頂到着!
硬漢嶺
んっ! 予想外に展望が効く。 (^_^)/
淡水方面。
硬漢嶺
台北市街地方面。
硬漢嶺
ズーム!
台北101が幽かに見えます。
硬漢嶺
尖山方面ですが、どれが尖山かな?

多分、中央の凸凹の稜線のうち、
右端が先程のT字路のピーク、
次がそこから見えたこんもりしたピーク、
その左が尖山ではないかと思われます。
硬漢嶺
更に晴れてきた感じが...
淡水河と基隆河の合流地点です。
硬漢嶺
淡水河河口付近の展望図。
硬漢嶺
河口付近はまだ霧の中...
硬漢嶺
しかし、時間と共に晴れてきました。
硬漢嶺
淡水の中心方面も晴れてきた。
硬漢嶺
MRT淡水站をズーム!
硬漢嶺
昨日登った七星山は雲の中...
これは雨が降ってるかな?
下山は先程の基点から北東に向けて下って行く予定でしたが、ここ硬漢嶺に直接上がってくる土の道がある。
基点まで戻らなくてもこの道から下山出来ないかなと思い、この道を登って来たパーティーの一人に尋ねる。

展望図に載ってる「八里渡船頭」を指差し、この道でOKか?身振り手振りで聞く。
その男性は「バリ(八里)... バリ...」と考え、仲間の人に相談して、別の方が英語と身振り手振りで教えてくれた。
基点の方向を指で示し、「Right... Down...」、年配の女性だったが、私と同じくらいの英語力かな... (^^;)

やはり予定通りのコースでないといけないみたいだ。下山にかかる...

硬漢嶺
硬漢嶺を離れる前に、南西側の展望。
基点
硬漢嶺から基点まで石段を下り、
北東に向けてここから下山開始です。
牛寮埔歩道
分岐。
標識に従い右へ...
牛寮埔歩道
途中、一瞬展望が開ける。
牛寮埔歩道
ひたすら石段の急降が続く。
トンボ
トンボ。
あれっ! 昨日と全く同じ構図の様な...
観音山
硬漢嶺から25分で車道に出る。
観音山
すぐ先に何かある!
狛犬
狛犬だ!

日本統治時代の名残りかな?
余談だが、
富士山が日本一高い山でない時があった。台湾の日本統治時代(1895~1945年)だ。
日清戦争終結から第二次世界大戦終結までの間だが、この間は、台湾の玉山(3,952m)が日本最高峰だった。

と言い切っていいのかな???

観音山
後は舗装路歩きだが、
これも結構急降で足に堪える。
牛寮埔無極宮
これが牛寮埔無極宮かな?
果樹園
果樹園。実は袋の中です。
果樹園
中身はこれかな?
観音山
気になる建物が...
阿弥陀仏
こちらはお寺の様です。
上のプレートの裏に「阿弥陀仏」とある。
花
傍らに何かキレイな花がいっぱい咲いてる。
龍米路二段
龍米路二段まで降りてきた。
この向こうが淡水河護岸になります。
実は舗装路歩き早々に水分を切らしてました。
護岸に出ず、龍米路二段沿いに自販機でも無いかと少し歩くが、気配すら無いので、すぐ護岸の方へ移動!

最終的に学習した事だが、こちらには自販機なるものが殆ど無い。
今回4日間で空港と陽明山ビジターセンターで見ただけ...

飲み物を求め、渡船場へ...

八里渡船頭
護岸から淡水方面。
八里渡船頭
同じく陽明山方面。
渡船場に着き、まず飲み物を探す。飲み物が山積みにされてる店が...
スポーツ飲料があったので、30元で購入。しかし、凍ってる!
暑い中、親切で凍らせあるのでしょう。ゴクゴク飲みたかったが、しかたなくチビチビ飲む。

そして、その足で渡船場の列に並ぶ。
結構な人出で、1回待って2度目で乗ったが、回転率がいいので5分くらい待っただけ...
ここでも悠遊カードで「ピッ」。

八里渡船頭
さあ、淡水に向けて出航!
こちらは上流方向。
八里渡船頭
八里よ、さよ~なら~!
淡水河
んっ! 淡水方向でなくて河口方向に進んでる...
もしかして渡船でなくて観光船に乗ってしまった?

ん~~
違ってたら、また乗り直せばいいし、
まっ どっちでもいっか!
と思いながら、ちょっとドキドキ!
淡水河
フェリーの中はこんな感じ...
淡水河
まだ河口方向に進んでる...
淡水河
河の真ん中に何か浮かんでる(建ってる?)...
淡水河
やっと方向転換して淡水方面に向かい出した。
ホッ! (´_`;)
淡水河
淡水に到着!
フェリーはこちらからの客を乗せて戻って行きます。
淡水河
んっ! 対岸方面をズーム!
河の上に人がいる!

あの下に何かあるのか? 浅瀬なのか?
フェリーはあれを迂回して遠回りしたのかな?
淡水
淡水側でフェリーを待つ人の列。
実は、大幅に予定が狂ったせいで、山頂でお昼を迎えた。空腹だったが、淡水で昼食の予定だったので何も無い。
14時過ぎにやっと淡水までやって来たが、喉の渇きと疲れと、多少船に酔ったか?食欲が無い...

先程のスポーツ飲料はやっと融けて飲みきったが、一度水分切れを起こしたせいか、まだ喉が渇く!
ラムネを売ってたので買う。4~5種類あったが「檸檬」と言う字が読めたのでそれにした。

飲み物だけで満足して、帰途に着く...

淡水
この賑やかな波止場を、
MRT淡水站方面にトボトボと歩く。
観音山
観音山。
この構図だと海に浮かぶ島の様だ!
淡水
淡水河上流方向。
アイス
こんなアイスも売ってます。

昨日だれかが買って、
手をベトベトにしながら食べたってやつだ!
淡水
淡水站近くになるとこんな感じで、
憩いの場になっています。
既に14時半過ぎ。予定していた軍艦岩を巡る軽縦走は、時間的にも体力的にも無理そうです。
しかも、MRTに乗って帰る途中に小雨が振り出す。
昨日降りた劍潭を過ぎ、民權西路で乗り換え、松江南京站で降りる。
そのまま小雨の中、早めにホテルに着きます。

余談ですが、
雑貨屋に行くべく雨が止むのを待ったがなかなか止まず、しかたがないので傘をさして20時過ぎにホテルを出る。
何かみやげ物になるものがないかと2km程歩いて買い物に出かけた。小物や食料品などを買い込み、帰途に着く。
帰りに悠遊カードを返却(解約)しておこうとMRT松江南京站に寄る。
窓口で返却するのだが、悠遊カードを差し出し「リターン」と言ってみる。
何か返答があったが、分からないので、「リターン」で押し通す。通じたみたいだ。
残額と20元の手数料、手数料を差し引いた返却額がパネルに表示される。
駅員「OK?」、私「OK!」、返金された!
後は、明日最終日の団体行動だけなので、これで「終わった~!」って感じです... (´_`;)





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 参考資料:なし