船上山~甲ヶ山~矢筈ヶ山~大休峠~川床の縦走を予定していたのですが、
川床~船上山登山口を自転車移動するべく、前日、1年半ほったらかしていた折りたたみ自転車を点検。
後タイヤに空気を入れる。次いで前タイヤに空気を入れるとバルブから空気漏れ。
ムシがいかれたかと思いバルブのネジをスパナで思い切り締めると空気漏れが停まった。
明日の朝まで持てば大丈夫だろうと様子を見る事に...
翌朝、前タイヤは大丈夫だったが、今度は後タイヤが同じ事に... ( ̄□ ̄;)
しばらく格闘したが、諦めて自転車は置いて行く事にする。
車中で、「甲ヶ山ピストン」にするか、「三鈷峰登山」に切り替えるか考え、
結局「ゴジラの背中」を諦めきれず、「甲ヶ山ピストン」にする事に...
そんなこんなで朝5時の出発、9時に船上山東坂登山口に到着!
既に車が1台、すぐにもう1台来て、年配の夫婦らしい2人と挨拶を交わし、スタート!
|
|
登山口の案内板。
|
|
もう1枚。
|
|
そして、ここからスタート!
|
|
キク科の某。
上を蝶が通過!
|
|
某アザミ。
この辺りは亜種が多いので、
もう調べるのが面倒くさい...
|
|
登山口の標高が400mなので、
スタート2分でこの高度感。
|
|
すぐに屏風岩が顔を出す。
|
|
んっ! 分岐?
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃森林軌道跡→西坂登山道→船上神社 /
┃ 45分 十字路 45分 /
┗━━━━━━━━━━━━━━━━
とあるが、山頂(船上山)に関しての案内は無い。
しかも地理を把握していないので意味不明。
国土地理院の地図を見ると、
分岐を右に採り、北側から回り込む様になってる。
と言う事で右へ...
しかし、間違い。詳細は後で...
|
|
ミズヒキ。
|
|
ツリフネソウ。
|
|
ツリフネソウが群生。
|
|
シシウド。
|
|
少し藪こぎの所も...
|
地図の通りだと、先程の分岐から程なく左に折れて急登が始まるはずなのに、一向にその気配が無い!
知らない道に迷い込んだと思いながら、まあ案内板に「船上神社」とあったので大丈夫だろうとそのまま進む。
船上山はパスしてしまうが、幸い今日はピストンなので、帰りに寄れるだろう...
後で知った事だが、この道は「森林鉄道軌道跡」で、途中で西坂登山道と交差して、
西坂登山道経由で船上神社へ行くみたいです。
|
|
その森林鉄道軌道跡。
|
|
石積みに囲まれた窯跡。
|
|
軌道跡沿いの石垣。
|
|
先程の分岐から約30分で十字路。
西坂登山道が右から上がって来て、
左へ続いています。
|
|
十字路を船上神社の表示に従って左折、
超急登の取り付きです。
|
上記直登から徐々に左に巻きだし、緩やかに...
そして、緩急織り交ぜながら左左に高度を稼いで行く。
森林鉄道軌道跡の平行移動で稼いだ距離を、戻って行く様だ... (´_`;)
|
|
大きな木が...
ケヤキの様です。
|
|
根元はこんな感じ...
|
|
ガンクビソウ。
|
|
キバナアキギリ。
|
|
オオバショウマの蕾。
|
急登から開放され、道が平らになってしばらく歩くと、右前方の樹間越しに何か建物が見えてくる。
船上神社は近い...
|
|
船上神社手前で...
|
|
そしてすぐに船上神社。
手前の大木はスギかな?
「樹高23m 周囲5.6m」とある。
|
|
そこの説明板。
|
|
横側から境内に入ったので、
一旦引いて鳥居の外から神社を拝む。
|
|
拝殿左奥から縦走路が始まる。
|
|
拝殿裏の本殿。
|
|
しばらくはブナ林の中に登山道が整備されてます。
|
|
処々でカエデの紅葉が始まってます。
|
|
何か生えてる! ( ̄д ̄;)
|
ここで早くも(11時くらい)前方からの縦走者に遭遇!
大休峠非難小屋辺りで前泊したのかな?
既に私ですれ違い7人目とか...
この先藪こぎがあって、滑り易いから気をつけて。との事...
この時はまだ、「藪こぎする所もあるのか」くらいにしか考えていなかったが、
勝田ヶ山の本格的な登りになる辺りから、整備された登山道は途切れ、
後は、甲ヶ山まで浅い深いはあるものの、7~8割方は藪こぎになります。(印象なので、そこまでではないかも・・・)
|
|
天王屋敷分岐。
が、天王屋敷方面は藪で道は見当たらない。
ブナの大木が目印。
|
|
上記から6分、いきなり胸元までの藪です。
|
|
左手の展望が少し...
今日初の展望です。
|
|
振り返ると日本海が少し見えます。
|
|
樹間から大山をズーム!
|
|
アキノキリンソウ。
|
勝田ヶ山の三角点を通過。三角点は道の途中にポツンとあるだけです。
この付近で休憩中の年配の女性2人、挨拶だけして追い抜く。
こんな所に居そうに無い2人だが、どこかのパーティーからはぐれたかな?
この後、駐車場で会った夫婦?らしい2人とすれ違う。
こちらは勝田ヶ山のピストンかな?
|
|
勝田ヶ山に向けて最後の急登中、
振り返るとやっとこれだけの展望が開ける。
この先どんな展望が待ってるんだろう! (´o`)
|
|
風車をズーム!
|
勝田ヶ山山頂到着!
三角点から比高50m以上あるが、15分はかかったでしょうか?
先程の2人もすぐに追いついて来た。
北海道から来られたとかで、やはり先行組みに置いて行かれたとか...
先行組みは私と同じく甲ヶ山をピストンの様ですが、このお二人はここでリタイアの様です。
北海道から来て、ここをチョイスするとは、先行組みに地元の方がいるのかな?
|
|
勝田ヶ山から左手を振り返る様に日本海側。
|
|
上記から少し右手。
|
|
目指す甲ヶ山。と、右奥に大山。
さあ、後ひと踏ん張りです。
|
|
勝田ヶ山から30分、
樹林帯を抜けて再び展望が開け出します。
ここは、
多分上記写真の右端の肩だと思うのですが...
|
|
あの峰が山頂に見えるが...
|
|
振り返ると勝田ヶ山越しに日本海が望めます。
|
|
この紅葉はツツジかな?
|
|
この辺りは木の藪を掻き分けながら...
|
|
来た~! これがゴジラの背中か!
|
この手前で2人の男性がくつろいでいました。
先程の2人のパーティーかと思いきや、違う様で、
ゴジラの背中に断念して、ここを終点として落ち着いてたみたいです。
ここまで来てと思いながらも、慣れない人は安全策を採るのも有りかとも...
今からゴジラの背中を渡ります。
|
|
途中、大山を仰ぐ。
|
|
その右手...
奥に弓ヶ浜が霞む。
|
|
ゴジラの背中を渡りきって勝田ヶ山方向。
|
|
甲ヶ山山頂到着!
|
先客に年配の男女2人。今度こそ北海道2人組みとのパーティーでした。
女性は北海道から、男性は地元の方の様です。ガイドと言う感じではなく、知り合いといった感じでした。
女性に「岩場(ゴジラの背中)、怖かったでしょう?」と聞いたら、笑顔で「楽しかったです。」と...
つわものだ!
んっ!
1・2・3・4・5・6・7・8・・・ 8人だ!
最初にすれ違った男性は、私で「7人目」といっていたが、数が合わない!
もしかしたら、駐車場で会った夫婦と勝田ヶ山前で会った夫婦は別人で(挨拶だけなので顔は覚えてない)、
前者は船上山で引き返し、後者は矢筈ヶ山方面から縦走して来た可能性もあるが、
そんな感じではなかった様な... まあ、あの男性の数え間違いかな? 違ったら m(_ _)m
|
|
山頂からは日本海を一望!
|
|
大山と右端に豪円山。
朝はあの間を通って来ました。
|
|
中央左に下蒜山、
その右に重なる様に中蒜山、上蒜山。
|
|
今回は行きませんが、矢筈ヶ山に向けての超急降!
|
|
その矢筈ヶ山。
|
|
三鈷峰(中央右)をズーム!
稜線を辿って左の方に非難小屋が見えます。
|
|
弓ヶ浜をズーム!
奥に島根半島、手前は孝霊山。かな?
|
|
山頂にリンドウが一輪!
|
このカメラ、パノラマ機能がこんな感じになる...
|
これも...
|
全域F2.8に釣られて買ったパ○○○ックのFZ2XX。この縦線どうにかならないのか!
ついでに言うなら、少しでも霞んだ遠方にはピントが合わない。山カメラとしては致命的だ!
安いものでも無いのでしばらくはお付き合いだが... (´_`;)
お昼も取ったし、食後のコーヒーも飲んだ。展望も十分に堪能した!
さあ、これから下山開始です。
|
|
ゴジラの背中を戻ります。
|
|
ちょっと進んで...
|
|
往路でも苦労したこの段差。
復路は下りなので更に緊張!
(上から見下ろしてます。)
|
|
渡り終わって振り返る。
ここでゴジラの背中と山頂ともお別れです。
|
|
ゴジラの背中の北端から...
日本海側の展望はここからが一番かも!
|
|
今日は終止これを見ます。
コウモリソウの仲間だが...
|
|
ここにもリンドウが...
|
|
勝田ヶ山まで帰ってきました。
ボロボロの山頂プレート。
|
|
甲ヶ山の見納めです。
|
|
甲ヶ山で記念撮影を忘れたので、ここで1枚!
|
|
ホツツジ。
|
|
こちらは蕾。
|
|
色彩がいい感じだったので1枚!
|
|
勝田ヶ山三角点通過。
|
この辺りからしばらく下りが続くのですが、いつもと感覚が違う!
下りは得意のはずですが、疲労と膝(腿)の筋肉痛が襲ってくる。
半月前のファミリー登山を除けば、本格的な登山は3ヶ月ぶりだ。そのせいかな?
こんなブランクも4年ぶりくらいか...
|
|
上記から25分でやっと藪こぎから開放される。
ここからはササが刈ってあるいい道です。
|
|
更に30分後、船上神社に到着!
|
|
鳥居の外に「千丈滝のぞき 滝まで450m」とある。
踏み跡も怪しい藪に、450mでは行く由もなし。
|
|
西坂登山道に向けて
「後醍醐天皇行幸の道」とある。
|
|
上記の石の説明。
|
|
船上山古石塔群。
|
|
船上山に続く道は更にいい道。
|
|
船上山山頂到着!
|
|
そこの案内板。
この周辺が今イチ分かり難い。
|
|
船上山行宮の碑。
|
|
非難?小屋。
中はトイレもあり、かなりキレイです。
上ってはいませんが、二階もある様です。
|
先程の地図(案内板)で少し迷ったが、さあ下山開始です。
|
|
アキチョウジ。
|
|
あった!
(朝は)この分岐を右(直進)だったんだ。
まあ、間違えたおかげで、
森林鉄道軌道跡を辿る事が出来たんだが...
|
|
上記の横手道を行くと、あれを登るのか...
|
|
下山しました。
|
|
帰りに某展望台から日本海の展望。
甲ヶ山からの展望と比べると...
|
以下、大山(2013.11.2)から見た甲ヶ山。
|
|
弥山三角点辺りより。
奥の稜線の右から、矢筈ヶ山、甲ヶ山、勝田ヶ山。
船上山は勝田ヶ山の奥になります。
|
|
夏山登山道六合目からズーム!
甲ヶ山山頂近辺。
左の方にゴジラの背中が確認出来ます。
|
午後4時過ぎに下山、途中、トイレ、コンビニ休憩を入れ、8時前に帰宅。(高速は使わない。)
今回は色々予定とは違った山行になりましたが、十分に楽しめたものになりました。
思いがけずに(何も知らずに)森林鉄道軌道跡を通ったり、
長々と展望も無く、藪を掻き分け歩いた先には、目の覚める様な好展望!
岩好きの私には「ゴジラの背中」も ヽ(*´▽`)/ な感じです。
山行前のイメージだと展望の尾根歩きだったのですが、
実際は、勝田ヶ山での180度の展望と、ゴジラの背中から甲ヶ山山頂に掛けての360度の展望以外は、
ほとんど無しと言ってもいいくらいでした。が、好天にも恵まれ、甲ヶ山では久々の感動でした。
あと、
最初の予定通り周回縦走をしていたら、自転車移動部分(約1時間)が思ったよりアップダウンがあり、
ダメージを受けたままスタートしていた事でしょう。更に小矢筈、矢筈ヶ山と登るとなると...(^^;)
|