備後 麓山城跡(よしだっちの城跡探訪記)
 
siro  麓山城跡(ふもとやまじょう)、比高90m
場所広島県三次市甲奴町小童麓 深く鋭角な堀切
深く鋭角な堀切
訪問日2012年3月25日(日)
備考峻険な斜面と深い堀切で守られた堅城。堀切必見!

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堀切
谷筋の沢に、尾根から下ってきた堀切が流れ込む。
実際、堀切の中は部分的に沢化しています。
堀切
堀切からアプローチすると
「抜け出ることが出来るのか?」と思いつつ
堀切沿いの斜面を登る事にする。
(実際は堀切の中を尾根まで登るのがお勧め!)
竪堀
途中、堀切に向けて下る竪堀を見下ろす。
分かり難いかな...
堀切
尾根近くになると堀切が分岐します。
奥に二条あるのですが、
これも写真では分かり難いかな?
堀切
主郭に近い方にもう一条堀切があります。

ここから左に結構な高さの急斜面をよじ登ります。
主郭
主郭。
土塁
主郭の堀切側に土塁(右)があります。

「広島県中世城館遺跡総合調査報告書」には、
「高さ3.5mの櫓台」とありますが、
現在は2mもないのではないでしょうか?
麓山城跡
A郭。
麓山城跡
B郭は藪だらけ。
(A郭とB郭の比高は約5m)
麓山城跡
B郭から南西に延びる帯郭。
麓山城跡
C郭はほぼ藪なので飛ばして、D郭。
(C郭とD郭の比高は約6m)
麓山城跡
E郭。
(D郭とE郭の比高は約10m)
堀切
E郭先の堀切を東に見下ろす。
(E郭と堀切の比高は約15m)
堀切
逆に見上げる。
土塁
その堀切の奥(北側)が土塁状になってます。

ここから引き返します。
堀切
頭から4枚目の写真、二条ある堀切の手前のもの。
倒木、藪、雪で見難いかな?

この辺りはもっと歩き回って
地形を確認したかったのですが、
雪でコンディションが悪い為、諦めます。
堀切
その奥の堀切。

「広島県中世城館遺跡総合調査報告書」には、
「深さ38mの大堀切」とありますが、
多分尾根奥の最高所からで、
主郭側には20mくらいではないでしょうか?

ここからこの堀切の中を下ります。
急降と雪の為、難儀しました。
堀切
ここで、まさかの電池(カメラ)切れ。
携帯のダメカメラで撮ったので画像が...
Photoshopを駆使して何とかここまでにしました。

ここの堀切ではもっと撮りたかったのに...
(まとめ・総評)
林山城、寄藤山城とも...

場所は、
尾道自動車道の世羅IC近くから県道51号線に入り北上、
途中、スズランの自生地で有名な男鹿山を右手に見ながら約12kmで左手に郵便局のある交差点を右折、
1.1kmで右手前方に麓山城跡の尾根先端を望みながら右折して小道に入る。
そこから南下するとすぐ先に谷筋に入る山道が見えるので、近辺の適当な所に駐車する。
舗装路は右に大きくカーブするが、直進の山道に入っていくと数分で左手に尾根上から下ってきた堀切が見える。
(ここまで下りてくれば竪堀と呼んでもいいのかも...)

上記堀切からスタートするのが常套かと思います。
堀切の中から登ると、あまりに深く鋭角なので這い出る事が出来なのではと思い、
堀切沿いの斜面を登ったのですが、こちらもかなりハードは急斜面でした。
堀切の中を尾根まで登るのがお勧めです。それでもかなりハードだと思いますが...

各郭間は高低差のある所が多く、尾根の左右は峻険で、主郭後方は高低差と三条の堀切に守られ、堅固な城です。
全般的に藪が多く、前記堀切意外に見所はあまり無いと思いますが、この堀切は必見です。

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 参考資料: 広島県中世城館遺跡総合調査報告書